⼤阪芸術⼤学の映像学科での取り組みとして、学⽣たちが映像業界のプロとタッグを組んでドラマや映画を作る「産学協同プロジェクト」において制作された、映画『メイソウ家族』。この度、本作の予告映像が公開された。
⼤阪芸術⼤学は、芸術・芸能をはじめとした多彩な分野で活躍する⼈材を輩出してきた総合芸術⼤学。同⼤学の映像学科では、学⽣たちが映像業界のプロとタッグを組んでドラマや映画を作る「産学協同プロジェクト」を実施しており、この度、その11作品⽬となる映画『メイソウ家族』が公開される。


本作のもとになったのは、大阪芸術大学に所蔵されていた学生作の3本のシナリオ。これを在学生たちがアレンジし、『YUI』『MONOS』『UMI』の3篇のストーリーがオムニバス作品として映画化されている。




撮影に参加した学生たちは演出・撮影・照明・美術などのセクションに分かれ、各分野の第一線で活躍する教員の指導のもとで映画づくりの現場を体感。さらに映像学科だけではなく放送学科、舞台芸術学科などの学生も参加し、戸田菜穂、永野宗典らプロの俳優陣とともに映画を作り上げた。
【あらすじ】
1話『YUI』
ごくありふれた日常を送っているように見える、吉田家。しかし母親の梨恵が作った朝食に手をつけるのは、息子の優輝だけ。娘の由依は梨恵の何気ない一言に腹を立てて食卓から離れ、父親の雅史にいたっては朝食に見向きもせず会社へ向かう。そんなある日、優等生だったはずの優輝がペンキまみれで学校から帰宅し、そのまま部屋に引きこもるように。やがて、なんとか家族関係を良くしようとしていた梨恵も思わぬ方向へ壊れていく。
2話『MONOS』
人類の火星移住計画のニュースを聞き、大喜びで運転する山田恵一。一方、助手席の吉田由依は「うちの話も聞いてや」と妊娠を告げようとするが話を聞こうとせず恵一の態度に不満いっぱい。「家に帰ったら聞いたるわ」と言う恵一に、由依が約束のキスをせがんだそのとき、“なにか”を轢いて死なせてしまう。そこに横たわっていたのは、見たことがない姿をした生物。恵一はそれが数億円の価値を持つUMA(未確認生物)だと確信し、「MONOS」と名付けて自宅へ持ち帰る。妊娠の話を聞いてくれない恵一に怒った由依はアパートを飛び出し、彼を追った恵一は事故で死亡する。後に由依は女の赤ん坊を出産し‥‥。
3話『UMI』
とある小さな町の中学校に1年間、赴任することになった国語教師の風間隼也。そんな彼は、一つの不安を抱えていた。その理由は、なんらかの事情で失声症になり、言葉を話せなくなってしまった学生・中江羽美の個別指導を任されたこと。当初は、普段とは違ったコミュニケーションの取り方に戸惑う風間だったが、筆談を通して羽美の気持ちが理解できるように。一方、羽美も閉ざしていた心が少しずつほぐれていく。しかし、風間は婚約者の家業を継ぐため町を去ることが決まっていた。
映画『メイソウ家族』は、2025年8月29日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田ほか全国順次公開。

⻄⽇本最⼤級の総合芸術⼤学として知られる⼤阪芸術⼤学の映像学科での取り組みとして、学⽣たちが映像業界のプロとタッグを組んでドラマや映画を作る「産学協同プロジェクト」によって作成された映画。
1話『YUI』
2話『MONOS』
3話『UMI』
監督:
『YUI』『UMI』熊切和嘉
『MONOS』金田敬
出演
『YUI』戸田菜穂、永野宗典、三浦理奈、高村佳偉人
『MONOS』:三浦理奈、秋庭悠佑
『UMI』:西岡奏、木村了
特別出演
久保田磨希、タージン、島田珠代、真凛、板東さえか、谷村美月
企画:大阪芸術大学 芸術学部 映像学科
配給:日活
©大阪芸術大学
2025年8月29日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田ほか全国順次公開