Jul 28, 2022 news

“何を信じるかは人によって違う” 映画『女神の継承』ナ・ホンジン&監督のインタビュー映像を独占公開

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『チェイサー』(08)、『哭声/コクソン』(16)で、その名を轟かせた韓国映画界が誇る気鋭 ナ・ホンジンが原案・プロデュースした、映画『女神の継承』。

本作は、カンヌ国際映画祭に出品され、世界中の度肝を抜いた『哭声/コクソン』の続編として、ファン・ジョンミン(『ただ悪より救いたまえ』、『ベテラン』)が怪演した祈祷師・イルグァンの物語をナ・ホンジンが思いついたことから、企画がスタート。その構想はタイの祈祷師をモチーフに、本作へと受け継がれ、『哭声/コクソン』のアナザー・バージョンとも言える衝撃作が完成。タイ東北部イサーン地方を舞台にした本作は、観る者を社会の常識が通用しない戦慄の秘境へと招き入れていく‥‥。

この度、ナ・ホンジンとタイ映画興行収入を塗り替えた才能バンジョン・ピサンタナクーン監督のインタビュー映像を独占公開。

海外の映画監督をタイに招待する企画で『チェイサー』を選出したことがキッカケで、ナ・ホンジンに会ったバンジョン監督は世界に衝撃を与えた『哭声/コクソン』のアナザー・バージョンとも言える本作の監督に抜擢された。

『哭声/コクソン』でファン・ジョンミンが演じた祈祷師・イルグァンの生い立ちを描いてみたいと思っていたナ・ホンジンが、“異なる設定、人物を通じて彼の生い立ちを伝えることができるのか”と協議を重ねた結果、『心霊写真』がハリウッドリメイクされ、『愛しのゴースト』でタイ歴代興行成績第1位を記録したバンジョン監督にオファーし、タイ×韓国のヒットメイカー同士のタッグが実現。

ナ・ホンジンは「これまで私が携わったどの作品よりもホラー要素に富むテーマでした」と話す。「別の誰かに託したほうが良くなる」と考え、そんな時にバンジョン監督の作品を観て「彼ならテーマの力を引き出せる」と確信した。

そんなナ・ホンジンお墨付きで本作の監督を任されたバンジョン監督だが、実はスランプに陥っていたようで、『心霊現象』、『Alone』を撮ったあとホラー作品とは距離を置こうとしていたと打ち明ける。しかし、ナ・ホンジンから話を聞き、韓国とタイにおけるシャーマニズムが非常に似ていることに衝撃を受けたバンジョン監督は「この作品はテーマが深く人間の信仰を問うています。何を信じるかは人によって違う」と本作が問いかけるテーマに言及し、内容については「賛否両論を呼ぶはず」と自信を覗かせる。

実際タイで公開すると「“今年最大の問題作”と呼ばれています」と自国での反応を喜ぶ。『女神の継承』は“新しいタイプのホラー映画になる”と確信していたバンジョン監督。そしてナ・ホンジンも「すごく怖いと同時に楽しいと思います」と語った。

映画『女神の継承』は、7月29日(金)より全国公開。

作品情報
映画『女神の継承』

小さな村で暮らす若く美しい女性ミンが、原因不明の体調不良に見舞われ、まるで人格が変わったように凶暴な言動を繰り返す。途方に暮れた母親は、祈祷師である妹のニムに助けを求める。もしやミンは一族の新たな後継者として選ばれて憑依され、その影響でもがき苦しんでいるのではないかー。やがてニムはミンを救うために祈祷を行うが、彼女に取り憑いている何者かの正体は、ニムの想像をはるかに超えるほど強大な存在だった。

監督:バンジョン・ピサンタナクーン

出演:サワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、シラニ・ヤンキッティカン

配給:シンカ

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2022年7月29日(金) 全国公開

公式サイト synca.jp/megami