Aug 09, 2024 news

作家 橋本治×画家 岡⽥嘉夫“本の可能性”を追求した8年間の記録 映画『狂熱のふたり〜豪華本「マルメロ草紙」はこうして⽣まれた〜』

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ドキュメンタリー映画『狂熱のふたり〜豪華本「マルメロ草紙」はこうして⽣まれた〜』の劇場公開が決定し、あわせて本作の予告映像と本ビジュアルが公開された。

桁違いの知性と独⾃の語り⼝で、エッセイ、⽂芸評論、⼩説、戯曲、古典の現代語訳、⽇本美術論など、膨⼤な作品を遺した作家橋本治。その橋本がデビュー当時から共創を切望し、ダイナミックな構図と煌びやかな⾊彩表現で“現代の浮世絵師”とも称される異能の画家 岡⽥嘉夫。ふたりのクリエーターが既成概念を打ち壊して挑んだ前代未聞の豪華本「マルメロ草紙」の制作過程をつぶさに記録した秘蔵映像がついに公開される。

「マルメロ草紙」とは、⼆⼗世紀初頭のパリを舞台にした橋本の耽美⼩説。岡⽥流アール・デコの挿絵が濃艶に彩り、2013年に集英社から限定150部で刊⾏された。

「マルメロ草紙」の制作が始まった⽇、橋本は「美しければ、⽂字なんか読めなくてもいい」と、毅然と⾔い放った。橋本と岡⽥が⽬指したのは、アールデコの優美さに貫かれた途轍もなく美しい本。ふたりは互いを挑発しながらアイデアを出し合い、それが叩かれ揉まれ、変化し、定着する。そこに装丁家・編集者・製版オペレーター・印刷技術者・製本職⼈たちが加わり、表現を深めてゆく。

監督を務めるのは、これまでに伊丹⼗三、宮崎駿、深作欣⼆らのドキュメンタリーを制作してきた浦⾕年良。浦⾕にとって本作の公開は永年の宿題であった。ついにそれが果たされる時がきたが、橋本と岡⽥、そしてこの記録を浦⾕にすすめた刈部謙⼀も、もはやこの世にいない。本作は亡き三⼈の男たちへ、敬愛とともに捧げられる。

映画『狂熱のふたり〜豪華本「マルメロ草紙」はこうして⽣まれた〜』は、2024年初冬より全国順次ロードショー。

作品情報
映画『狂熱のふたり〜豪華本「マルメロ草紙」はこうして⽣まれた〜』

桁違いの知性と独⾃の語り⼝で、エッセイ、⽂芸評論、⼩説、戯曲、古典の現代語訳、⽇本美術論など、膨⼤な作品を遺した作家橋本治。その橋本がデビュー当時から共創を切望し、ダイナミックな構図と煌びやかな⾊彩表現で“現代の浮世絵師”とも称される異能の画家 岡⽥嘉夫。ふたりのクリエーターが既成概念を打ち壊して挑んだ前代未聞の豪華本「マルメロ草紙」の制作過程をつぶさに記録した秘蔵映像。

監督・撮影・編集:浦⾕年良

出演:橋本治、岡⽥嘉夫、中島かほる他

ナレーション:⽊村匡也

配給:NAKACHIKA PICTURES

©テレビマンユニオン

2024年初冬 ポレポレ東中野ほか 全国順次ロードショー

公式サイト kyounestu-movie