ジョージア映画祭2022で日本プレミア上映され、東京ドキュメンタリー映画祭2022の長編部門グランプリを受賞したドキュメンタリー映画『アダミアニ 祈りの谷』の予告映像が公開された。
本作はチェチェン紛争で「テロリストの巣窟」と呼ばれたた東ジョージアの山岳地帯、パンキシ渓谷で暮らす「キスト(チェチェン系ジョージア人)」と呼ばれるイスラム教徒の人々を3年間に渡り記録。
主人公のレイラは、戦争で2人の息子を失った過去を抱えながら、娘のマリアムと美しい庭が自慢のゲストハウスを経営している。レイラのいとこのアボは、旅行者をコーカサスの山々へ案内するガイド。戦士の一族に生まれたアボもまた、ロシアとの戦争で重いトラウマに苛まれており、心に傷を抱えながらも、故郷を復興させようと懸命に生きている。
タイトルの“アダミアニ”とは、神が最初に創造したアダムを語源とするジョージア語で“人間”を意味する。
監督を務めるのは、2010年にジョージア(旧グルジア)のパンキシ渓谷に住むキストの人々と出会いドキュメンタリー制作を始め、本作が初の長編映画となる竹岡寛俊。
竹岡監督は、本作公開にあたり、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が未だに続くなか、かつて同じくロシアとの戦争により傷つき、そこから復興を果たそうと力強く生きている人たちの姿を届けたい、と願いを込めた。
映画『アダミアニ 祈りの谷』は、2023年12月1日(金)より全国ロードショー。
チェチェン紛争で「テロリストの巣窟」と汚名を着せられた東ジョージアの山岳地帯、パンキシ渓谷で暮らす、「キスト(チェチェン系ジョージア人)」と呼ばれるイスラム教徒の人々を3年間に渡り記録したドキュメンタリー。
監督：竹岡寛俊
配給：アークエンタテインメント
©2021 ADAMIANI Film Partners
2023年12月1日(金) YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国ロードショー
公式サイト inorinotani
