Apr 21, 2025 news

W主演に松坂桃李と染谷将太! 「チ。-地球の運動について-」魚豊の連載デビュー作を劇場アニメ化 映画『ひゃくえむ。』

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新鋭・魚豊の連載デビュー作をアニメ化する、映画『ひゃくえむ。』。この度、本作のW主演に松坂桃李と染谷将太が決まったことが発表され、あわせて、特報映像とティザービジュアルが公開された。

原作は「チ。―地球の運動について―」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した新鋭・魚豊の連載デビュー作「ひゃくえむ。」(講談社刊)。陸上競技の世界で、「100m」という10秒に満たない一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描く。

監督は、長編1作目の『音楽』で「アニメ界のアカデミー賞」と名高い米アニー賞ノミネートをはじめ、国内外の多数の映画賞で高い評価を受ける気鋭のクリエーター・岩井澤健治。本作も2024年6月にフランスで開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭の「Work in Progress」 に選出され、早くも世界から注目を集めている。脚本は、劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』、TVアニメ「東京リベンジャーズ」シリーズ、劇場アニメ『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』のむとうやすゆき。キャラクターデザイン・総作画監督は、TVアニメ「葬送のフリーレン」、劇場アニメ『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』など人気作で原画・絵コンテ・演出など多岐に活躍する小嶋慶祐。音楽は、TVアニメ「呪術廻戦」、TVアニメ「東京リベンジャーズ」シリーズ、TVアニメ「Dr.STONE」シリーズの堤博明が手掛ける。

そしてこの度、本作のW主演を、松坂桃李と染谷将太が務めることが発表された。松坂が演じるトガシは、生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も当たり前に手に入れてきた“才能型”。染谷は、辛い現実から逃れるために、ただ夢中で走り続ける転校生小宮を演じる。

【コメント】

▼松坂桃李
原作を読んだ時に、登場人物の呼吸や、風を切っていく音、足が地面について駆けていく音、汗、体温を感じました。初めての経験でした。なにより、選手一人一人の葛藤や、繊細な心の機微に揺さぶられ、ページを捲る手が止まりませんでした。そんな「ひゃくえむ。」のアニメーション映画に参加できることを、光栄に思うと同時に、とてつもなくプレッシャーも感じました。染谷くんとの共演は14年ぶりとなりますが、とても嬉しかったです。染谷くんが演じた小宮は、まさに小宮でした。原作から感じた音や汗、体温がそのまま伝わる作品になっていることを願います。是非楽しみにしていてください。

▼染谷将太
魚豊先生の原作を読んだとき、聞こえないはずの100m走を走る音が聞こえてくるような、自分が風を切っているような躍動感を感じました。それをアニメーションに落とし込んだら、絶対面白い作品になるだろうなと心惹かれました。小宮には気持ちが先走って限界がどこだか分からなくなってしまうような人間味があり、僕自身にも響くところがあります。観る方の息も思わず上がってもらえるように大切に演じました。

映画『ひゃくえむ。』は、2025年9月19日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ひゃくえむ。』

生まれつき足が速く「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。トガシは、そんな小宮に速く走る方法を教え、放課後2人で練習を重ねる。打ち込むものを見つけ、貪欲に記録を追うようになる小宮。次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。数年後、天才ランナーとして名を馳せるも、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前にトップランナーの一人となった小宮が現れる。

監督:岩井澤健治

原作:魚豊「ひゃくえむ。」(講談社「マガジンポケット」所載)

出演:松坂桃李、染谷将太

配給:ポニーキャニオン/アスミック・エース

©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会 

2025年9月19日(金) 全国公開

公式サイト hyakuemu-anime