Jan 15, 2025 news

萩原利久×古川琴音がアニメ声優に初挑戦&W主演 日本画家・四宮義俊 長編アニメーション監督デビュー作 映画『花緑青が明ける日に』

A A
SHARE

日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督など名だたる監督のアニメーション作品に参加し、CMやミュージックビデオを手掛けるなどジャンルを超えて様々な創作活動を行ってきた四宮義俊が、自身のオリジナル脚本で描く、初の長編アニメーション監督作、映画『花緑青が明ける日に』が公開される。この度、萩原利久と古川琴音が、ともにアニメ声優に初挑戦し、本作のW主演を務めることが発表された。

物語の舞台は、土地立ち退きの強制執行が迫る創業330年の花火工場・帯刀煙火店。そこで育った若者たちと、幻の花火「シュハリ」をめぐる2日間の物語を描かれる。本作は、2024年5月に開催された「第77回カンヌ国際映画祭」マルシェ・ドゥ・フィルム「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースにて、世界中のさまざまな制作段階にある5作品のうちの1本に選出され、フランスの気鋭スタジオMiyu Productionsと、日仏共同で製作される。

そしてこの度、そんな本作の声優を、実力派若手俳優 萩原利久と古川琴音がW主演にて担当することが発表された。老舗の花火工場「帯刀煙火店」の次男で、失踪した父親に代わり幻の花火を完成させようと奮闘する帯刀敬太郎役に、『世界征服やめた』『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』と2本の出演作が待機する萩原利久。敬太郎の幼馴染で、地元を離れ東京で将来の道を模索している式森カオルを演じるのは、主演を務めた短編映画「春」で第20回TAMA NEW WAVEベスト女優賞を受賞、2024年には『言えない秘密』『Cloud クラウド』で第49回報知映画賞助演女優賞にノミネートされた古川琴音。

【コメント】

▼萩原利久
初めて声優のお仕事をさせていただき、とても新鮮でした。最初一人でアフレコをしていた時にはなかなか手応えを掴むことができず、監督の「OK」だけを頼りにしていたのですが、最終日に古川さんと掛け合いで収録させていただいて、一人で録っている時とは全く体感が違って。普段いかに周りの人や環境に支えられてお芝居をしていたのかと実感させられました。僕自身、最初に脚本やVコンテを拝見した時に「これは凄い作品になるんじゃないか」と感じましたので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

▼古川琴音
四宮監督が構想から8年という長い年月をかけて育まれた、大切な作品に呼んでいただけたことがとても嬉しく、声優は初めてでしたが体当たりで臨ませていただきました。声を録りながら、5年前のコロナのことを思い出していました。全国の花火大会をはじめ、伝統ある催事が次々と無くなっていくことを当時は憂いてばかりいましたが、今思えばそんな私の日常を支えてくれていたのが、現代のカルチャーを先導している日本のアニメでした。この作品は、日本画家出身の四宮監督がアニメで花火を描いた温故知新の芸術だと思います。その創作の一端を任せていただいたこと改めて光栄に思います。

映画『花緑青が明ける日に』は、2025年 全国公開。

作品情報
映画『花緑青が明ける日に』

豊かな森の中にある花火工場・帯刀煙火店は、町の再開発により立ち退きを迫られている。帯刀敬太郎は、4年間そこに立てこもり、蒸発した父に代わって幻の花火と呼ばれる「シュハリ」を完成させるため花火作りに没頭していた。一方、東京で暮らす幼馴染のカオル。過去に起きたある事件をきっかけに地元を離れていたが、立ち退きがいよいよ明日に迫る中、帯刀家を訪れる。2人は再び出会い、失われた花火の秘密に迫るため驚きの計画を企てる。その鍵を握るのは美しい青色の顔料「花緑青」だった。

原作・脚本・監督:四宮義俊

声の出演:萩原利久、古川琴音

配給:アスミック・エース

©A NEW DAWN Film Partners

2025年 全国公開

公式サイト hanaroku.asmik-ace