【三浦友和、中村芝翫 コメント全文】

▼三浦友和
原作を発売当時に読んでいたこともあり、オファーを受けた際は、こんな厚い本をどう脚本にするんだろうと思いましたが、削ぎ落としたというよりも絞り込んでいて、すごく重みのあるものになっています。倉木達郎は、本作のカギを握る人物ですので非常に難しく、彼の真意は映画を観ていただくしかないと思っています。岸監督からは生い立ちから現在に至るまでのすべてを細かい字で書いた資料をもらい、熱心に人間像をご説明いただき感動しました。今回の見どころは、刑事や探偵ではなく、容疑者の息子と被害者の娘が事件を紐解いていくところです。その二人の関係性が後々どうなっていくのかも、ぜひ劇場で体感していただきたいです。

▼中村芝翫
久しぶりに映画に出させていただきまして、やっぱり現場がいいですね。現場に流れている空気感がとても心地よく、ゆっくり監督とも話すことが出来てキャメラマンも大変素敵ですし、素晴らしい時間でした。岸監督にはとても細かくいろんなことを教えていただきました。監督の持ってるおもちゃだとか、僕の持ってるおもちゃを子供部屋でひっくり返してね、どれで遊ぶか、どのルールでやるか決めていくのが楽しいんですね。東野圭吾先生の物語は優れているので、まさにCUBEの世界というような、どうしても側面だけを僕ら人間っていうのは色々なもので見てしまうんですけども、他の側面も見える作品という感じがすごくしましたね。大変に奥深い人の心のひだ、また思いのひだを皆様にも存分に味わっていただけたらと思います。

善良な弁護士が、刺殺された。「私がやりました。“すべての事件”の犯人は私です」容疑者として浮上した一人の男、その自供により事件は解決したはずだった。だが、容疑者の息子・倉木和真と、被害者の娘・白石美令は、互いの父の言動に違和感を抱く。「なぜ父は、殺人を犯したのか?」「なぜ父は、殺されないといけなかったのか?」出会ってはいけない、容疑者の息子と被害者の娘が手を取り合ったとき、“真実”が揺れ動く。
監督:岸善幸
原作:東野圭吾『白鳥とコウモリ』(幻冬舎文庫)
出演:松村北斗、今田美桜、中村芝翫、三浦友和
配給:松竹
©2026「白鳥とコウモリ」製作委員会
2026年9月4日(金) 全国公開
公式サイト eiga-hakuchotokomori