14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」は、「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきた。この原典を、ロウリー監督自身が深い愛と敬意をもって大胆に脚色した、映画『グリーン・ナイト』。過酷な自然界へと挑む冒険と幻想的で奇妙な旅を通して、自分の内面へと向き合っていく若者の成長物語を、示唆に富んだ斬新で濃度の高い魅惑的な映像で描き出す。
この度、日本版予告映像が公開された。
アーサー王の時代、騎士を志すものに、その試練は与えられた‥‥クリスマスの日、アーサー王の宮殿に円卓の騎士達が揃い宴が催されているところに突然現れたのは、全身が草木に包まれたような異様な風貌をした緑の騎士。「わしと戦う勇気のある者は?」というその呼びかけにただひとり名乗りをあげたのは、王の甥でありながらもまだ人々に語れる英雄譚を持たないガウェインだった。
彼は、緑の騎士の〈クリスマスの遊び事(ゲーム)〉に乗り、その首を一振りで切り落とす。緑の騎士はその首を自ら拾い上げ、「1年後に会おう」と高笑いとともに去っていく。1年後、「ただの遊び事では?」と問うガウェインに、アーサー王は「ゲームかもしれないが、終わらせねばならん」と緑の騎士を捜す旅に出るよう促す。緑の騎士とは何者なのか、そして“名誉”のために旅をしているのだと言うガウェインを待ち受けるものは?
アーサー王の甥として恵まれた環境で怠惰な日々を送る主人公サー・ガウェインを演じるのはデヴ・パテル。まだ正式な騎士ではなく未熟でどこか頼りないガウェインが未知の世界へと挑んでゆく姿を魅力的に演じる。また、旅の途中で彼を導き時に惑わす魅惑的な者たちを演じる、『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデル、『スター・ウォーズ』シリーズのジョエル・エドガートン、『エターナルズ』のバリー・コーガンら豪華な個性派俳優たちも登場。
今回ナレーションを務めたのは大ヒットコンテンツ「Fate」シリーズの『劇場版 Fate/Grand Order 神聖円卓領域キャメロット』などで、本作の主人公でもあるガウェインの声を担当した水島大宙。水島は「今回、ガウェインの名で繋がることのできた、このご縁にとても感謝しています。」と語った。
映画『グリーン・ナイト』は、11月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。
アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、正式な騎士になれぬまま怠惰な日々を送っていた。クリスマスの日、円卓の騎士たちが集う王の宴に、まるで全身が草木に包まれたような風貌をした緑の騎士が現れ、恐ろしい首切りゲームを持ちかける。その挑発に乗ったガウェインは、緑の騎士の首を一振りで斬り落とすが、彼は転がる首を自身の手で拾い上げると「1年後に私を捜し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と言い残して去ってゆく。それは呪いと厳しい試練の始まりだった‥‥1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へと旅立ってゆく。
監督・脚本・編集:デヴィッド・ロウリー
出演:デヴ・パテル、アリシア・ヴィキャンデル、ジョエル・エドガートン、サリタ・チョウドリー、ショーン・ハリス、ケイト・ディッキー、バリー・コーガン、ラルフ・アイネソン
配給:トランスフォーマー
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2022年11月25日(金) TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開