Feb 21, 2023 news

どんな人生を歩もうと宮沢賢治を信じ続けた家族の物語 映画『銀河鉄道の父』

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役所広司主演、菅田将暉、森七菜が出演する映画『銀河鉄道の父』。本作は、門井慶喜による同名小説を映画化。宮沢賢治が「ダメ息子だった!」という大胆な視点を軸に、大量の宮沢賢治の資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた物語。

監督を務めるのは、映画『八日目の蟬』『いのちの停車場』の成島出。宮沢賢治の父・政次郎を役所広司、長男・賢治を菅田将暉、賢治の妹・トシを森七菜、賢治の弟・清六を豊田裕大、母・イチを坂井真紀、祖父の喜助に田中泯が務める。

この度、本予告映像と本ポスタービジュアルが公開された。

公開された映像は、父・政次郎が待望の長男誕生に喜ぶシーンから始まる。家業の質屋の跡取りとして期待していたが、賢治は家業を継ぐことを拒否。農業学校への進学、人造宝石、宗教と我が道を進む。そんな賢治に政次郎は遂に激昂。賢治も「できねぇ!俺はもう何も出来ねぇ」と泣き叫び、2人は対立していく。

父子の距離がどんどん離れていく中、賢治が物語を書くことを楽しみにしていた妹・トシが病に倒れる。賢治は「風の又三郎」と題した童話を読んで励ますが、願いむなしく、トシは旅立ってしまう。心の支えを失った賢治は「俺はもう何も書けねえのす」と慟哭。その賢治に再び筆を執らせたのは、「私が宮沢賢治の一番の読者になるじゃ!だから書け、物語を書け!」という政次郎の叫びだった。

こうして賢治が紡ぐ物語の一番のファンになってゆく政次郎や母・イチら家族が見守る中、賢治は自分の道を歩き始めるが、その矢先、トシと同じ病に襲われる・・・・。「どんな人生を歩もうと信じ続ける」「あなたは私たちの希望だからー」と、どんな困難があっても宮沢賢治を信じ続けた家族の物語が映し出される。

映画『銀河鉄道の父』は、5月5日(金・祝)より全国公開。

作品情報
映画『銀河鉄道の父』

宮沢賢治の父・宮沢政次郎。父の代から富裕な質屋であり、長男である賢治は、本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は適当な理由をつけてはそれを拒む。学校卒業後は、農業や人工宝石、宗教と我が道を行く賢治。政次郎は厳格な父親であろうと努めるも、賢治のためなら、とつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシの病気を機に、賢治は筆を執るも‥‥。

監督:成島出

原作 門井慶喜「銀河鉄道の父」(講談社文庫)

出演:役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯

配給:キノフィルムズ

©2022「銀河鉄道の父」製作委員会

2023年5月5日(金・祝) 全国公開

公式サイト ginga-movie.com