1984年に公開され、その年の全米年間興行収入No.1、日本でも年間配給収入No.1(1985年)に輝く歴史的大ヒットを記録した『ゴーストバスターズ』。公開後、No Ghostのマークは一躍有名になりグッズ化、テーマソングは連日ヒットチャートを賑わすなど、世界中で社会現象を巻き起こした。さらに1989年には続編となる『ゴーストバスターズ2』が公開。80年代カルチャーを牽引する伝説のSFアクションシリーズとなった。
そして、その続編となる映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の監督を務めたジェイソン・ライトマンは本作を製作する上で、父・アイヴァンが手掛けた『ゴーストバスターズ』をもう一度観ているかのような感覚になってほしい‥‥という思いを込め、現代技術をあえて使わず当時の製作技法を活用して撮影したことへのこだわりを明かした。
ジェイソン・ライトマン監督は、大人気シリーズの続編というプレッシャーを抱えて挑んだ本作の制作について「僕らが望んだのは、1984年のオリジナルを観たときの感覚に戻るような作品を作ることだった」と振り返る。「だから84年当時に父とスタッフたちが使っていた手法を取り入れたんだ。ゴーストらのキャラクターを作るにあたり、アーティストがコンピューターの中ではなく、粘土で造形を作った。そうすると、実際に回転させて見ることができ、光がどう当たるのかを確認することができる。それは感情的で、変わっていて、物理的で、リアルなもの。完璧に均整の取れた存在ではないが、なんだか奇妙で愛嬌がある。まるで家族の古いレシピのように感じるはず。」とジェイソン監督は明かし、本作でも当時の雰囲気を感じられるゴーストたちを作り上げた。
そんな本作では、『ゴーストバスターズ』に登場した巨大マシュマロマンのレガシーを引き継ぐミニ・マシュマロマンの他にも犬型のゴースト、テラードックが復活。テラードックはラスボスの番犬として“門の神・ズール”と“鍵の神・ビンツ”の二頭いるが、84年版ではシガニー・ウィーバー演じるディナとルイス・タリー演じるリックがとり憑かれ、ラスボスを蘇らせてしまうことになるが、本作ではどうなるのか?ポール・ラッド演じるグルーバーソン先生がテラードック(“鍵の神・ビンツ”)に見つかってしまい、追い込まれてしまうシーンの本編映像が公開された。
『ゴーストバスターズ』らしいユーモアはそのままに、世代を超えて明かされる真実に驚きの感動が世界中を涙に包み込む映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は、全国公開中。
都会での生活が苦しく、母と兄の3人で田舎町へと引っ越してきたフィービー。この街では、30年間にわたり原因不明の地震が頻発していた。祖父が遺した古びた屋敷で暮らし始めたフィービーは、リビングの床にほどこされた奇妙な仕掛けに気づく。さらに屋敷を探るフィービーが祖父の地下研究室で目にしたのは、見たことのないハイテク装備の数々だった。祖父がかつてゴーストだらけのニューヨークを救った《ゴーストバスターズ》の一員だったことを知ったフィービー。しかし、床下でみつけた〈ゴーストトラップ〉と呼ばれる装置を誤って開封してしまう。それをきっかけに不気味な緑色の光が解き放たれ、街ではさらなる異変が起こり始める。
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:マッケナ・グレイス、ポール・ラッド、フィン・ウルフハード、キャリー・クーン、ローガン・キム、セレステ・オコナー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
全国公開中
公式サイト ghostbusters.jp/