Mar 10, 2022 news

映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』で新たなカリスマ性をみせるマッツ・ミケルセンの魅力とは?

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アカデミー賞受賞の実力派俳優の底力

マッツと言えば悪役だが、俳優としての彼が評価されたのは、「普通の男」を演じたマッツ。カンヌ国際映画祭男優賞に輝いた『偽りなき者』(2012年)に続き、監督トマス・ヴィンターベアとは2度目のタッグで期待される中、見事に第93回アカデミー賞 国際長編映画賞を受賞し、世界中で映画賞を総なめにした『アナザーラウンド』。本作は冴えない高校教師マーティンが、同じ高校に努める同僚3人と、「血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと仕事もプライベートもうまくいく」という仮説を証明するため始めた実験によって、次第に失くしたと思っていた情熱や愛情を取り戻していく姿を描いている。

誰もが知るお酒という楽しさと恐ろしさの間で、平凡だった日々にまるで光が差したかのように変わっていく、その姿を実験しお酒を飲み続けるマーティンの目線で語られていく。お酒の怖さを知らないわけがない中年男が、目を逸らすかのようにグラスを傾け酒を飲む。結末を予想させながらも最後まで見る人の目を離させない、弱さすらも魅力に変えていくマッツの姿は圧巻。さらに本作では、実験によって情熱のある教師となったマーティンが卒業生を祝うシーンで、マッツはダンスを披露していることでも話題に。過去に映画で社交ダンスを披露したことはあるが、31歳になるまでの約10年間、デンマークの現代バレエグループに所属し、プロのダンサーとして活動していたマッツが持つダンススキルを見せつけつけている。

「北欧の至宝」マッツ・ミケルセンは、その素顔こそ至宝

日本でも「ハンニバル」などで知名度とファンを獲得してきたマッツに、さらにファンが惹きつけられてしまうのが、その素顔である。これまで4度来日を果たしているマッツだが、その度にイベント時の様子やファンとの交流が話題になった。ステージから投げキッスをしたり、客席に降りてファンと交流したり、日本語を話すことにも笑顔で挑戦。家族と一緒に来日した際には三鷹の森ジブリ美術館へ行ったり、9時間かけて自転車で京都観光したりと、日本を愛してくれているマッツ。映画ではタキシードなど上品な衣装を着ることが多いマッツは、私生活ではジャージを好んで着ており、かつてカンヌ国際映画祭にジャージで現れたことも。そのどこか遠くないと感じさせ、明るく温かい彼の素顔のギャップに、ファンたちは魅了されてきた。

溢れ出す気品と、美しさ、そして物語にスパイス加えるような冷たさと恐怖、時には人間味あふれる闇まで表現し、演じてきたマッツ・ミケルセンが新たな一面を見せる、映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、4月8日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』

魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、ダンブルドア先生や魔法使いの仲間達、そしてなんとマグルと寄せ集めのデコボコチームを結成。史上最悪の魔法使い、グリンデルバルドに立ち向かう。そして明かされる、ダンブルドア先生の過去に隠された誰も知らない秘密とは?

監督:デイビッド・イェーツ

脚本:J.K.ローリング、スティーブ・クローブス

出演:エディ·レッドメイン、ジュード·ロウ、エズラ·ミラー、ダン·フォグラー、アリソン·スドル、カラム·ターナー、ジェシカ·ウィリアムズ、キャサリン·ウォーターストン、マッツ·ミケルセン

配給:ワーナー・ブラザース映画

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2022年4月8日(金) 全国公開

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