チャイ売りの少年が映画と出会い、やがて世界で活躍する映画監督になる‥‥。監督自身の驚くべき物語を映画化した、映画『エンドロールのつづき』。トライベッカ映画祭ほか、世界中の映画祭で5つの観客賞を受賞し、さらにバリャドリード国際映画祭では最高賞にあたるゴールデンスパイク賞をインド映画として初めて受賞。
そして世界中の映画祭から喝采を浴びた本作は、数々の話題作を抑え、ついに第95回アカデミー賞インド代表(国際長編映画賞)に決定。インドの小さな田舎町で育った少年を描いた本作が、今や国を超えて活躍するパン・ナリン監督ともに世界へ羽ばたく。
この度、予告映像&場面写真が公開された。
“映画”への溢れんばかりの愛情を込めて本作を監督したのは、インド出身で今や国を超えて活躍するパン・ナリン。リュミエール兄弟、スタンリー・キューブリックなど、監督が敬愛する巨匠たちへのオマージュがちりばめられ、自らの才能で未来を照らす光を追い続ける少年の姿に、誰もが無邪気な幼少期を思い出すような、幸せで希望あふれる物語。
大きな夢を抱く主人公、チャイ売りの少年サマイ役には3,000人の中から選ばれた新たな才能、バヴィン・ラバリ。観客が一体となった映画館、スパイスたっぷりの手料理、陽気な音楽とダンス‥‥どこか懐かしいインドの魅力が満載で贈る、実話から生まれた感動作。
予告映像では、チャイ売りをしながら生活しているキュートなサマイとその家族、そして自然豊かなインドの田舎町の風景が広がるシーンから始まる。“ギャラクシー座”という映画館に忍び込み、その熱狂の渦に包まれて、映画に恋したサマイ。
つまみ出されても、怒られても、友達になった映写技師のファザルに、料理上手の母さんが作った愛情たっぷりのお弁当を差し出してまで「映画を見たい!」という気持ちが抑えられない。映写室でファザルと弁当をシェアしたり踊ったり、友情を育んでいく楽しそうな姿も切り取られている。
監督であるパン・ナリン自身の「人生」という物語がどのように紡がれていくのか。映画『エンドロールのつづき』は、2023年1月20日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネリーブル池袋ほか全国公開。
9歳のサマイはインドの田舎町で、学校に通いながら父のチャイ店を手伝っている。厳格な父は映画を低劣なものだと思っているが、信仰するカーリー女神の映画は特別と、家族で街に映画を観に行くことに。映画にすっかり魅了されたサマイは、再び映画館に忍び込むが、チケット代が払えずつまみ出されてしまう。それを見た映写技師のファザルがある提案をする。料理上手なサマイの母が作る弁当と引換えに、映写室から映画をみせてくれるというのだ。サマイは映写窓から観る色とりどりの映画の数々に圧倒され、いつしか「映画を作りたい」という夢を抱きはじめるが‥‥。
監督・脚本:パン・ナリン
出演:バヴィン・ラバリ
配給:松竹
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2023年1月20日(金) 新宿ピカデリーほかにて全国公開