黒沢清監督が主演に菅田将暉を迎えた映画『Cloud クラウド』。この度、本作の公開を記念して制作された、映画『Cloud クラウド』公開記念ナビ番組が、Youtubeで特別公開された。
本作は“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田将暉、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じる。
公開された映像は「映画・チャンネルNECO」で放送される、映画『Cloud クラウド』公開記念ナビ番組。菅田将暉の出演が決まった際に「小躍りしたほど嬉しかった」と当時の心境を明かす黒沢監督や、撮影現場で印象に残った演出として「怖い扉の開け方をレクチャーしてくれた」と振り返る菅田と黒沢監督対談インタビューを軸に、奥平、古川、岡山、荒川、窪田らとキャストたちの本編共演シーンや撮影現場のメイキング映像が展開される。
映画『Cloud クラウド』は、2024年9月27日(金)より全国ロードショー。
吉井良介は、町工場に勤めながら“ラーテル”というハンドルネームを使い転売で日銭を稼いでいた。医療機器、バッグにフィギュア。売れるものなら何でもいい。安く仕入れて、高く売る。転売の仕事を教わった高専の先輩・村岡からの“デカい”儲け話にも耳を傾けず、真面目にコツコツと悪事を働いていく吉井にとって、増えていく預金残高だけが信じられる存在だった。そんな折、勤務先の社長・滝本から管理職への昇進を打診された吉井は、「3年も働いたんだ。もう十分だろう」と固辞し、と、その足で辞職。郊外の湖畔に事務所兼自宅を借り、恋人・秋子との新しい生活をスタートする。地元の若者・佐野を雇い、転売業が軌道に乗ってきた矢先、吉井の周りで不審な出来事が重なり始める。徘徊する怪しげな車、割られた窓ガラス、付きまとう影、インターネット上の悪意。負のスパイラルによって増長された憎悪はやがて実体を獲得し、狂気を宿した不特定多数の集団へと変貌。その標的となった吉井の「日常」は急速に破壊されていく。
監督・脚本:黒沢清
出演:菅田将暉、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝、赤堀雅秋、吉岡睦雄、三河悠冴、山田真歩、矢柴俊博、森下能幸、千葉哲也、松重豊
配給:東京テアトル、日活
©2024 「Cloud」 製作委員会
2024年9月27日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
公式サイト cloud-movie