2018年、監督もキャストも当時はまだ無名にもかかわらず、熱狂的な口コミが日本列島を駆け巡り、観客動員数220万人・興行収入31億円を突破し、社会現象を巻き起こした『カメラを止めるな!』。海外でも大ブームとなった「カメ止め!」を、第84回アカデミー賞で作品賞をはじめ全5部門を制した『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督がリメイクした、映画『キャメラを止めるな!』。
この度、オリジナル版・リメイク版両方に出演する竹原芳子と、オリジナル版で監督役を務めた濱津隆之が出演するWEB版特別CM映像と、あわせて日本語吹替版の冒頭3分も特別に公開された。
オリジナル版と同じく、ゾンビ映画を30分間ワンカットで描くという設定に加えて、日本で作られた大ヒット作をフランスでリメイクするという、現実ともリンクする構造が重ねられている本作。竹原はオリジナル版と同様、ロマン・デュリス演じるフランス人監督・レミーに無茶ぶりをし、現場を大混乱に陥れるプロデューサー、マダム・マツダ役を演じたが、この度解禁となったCM映像では、オリジナル版「カメ止め!」の無茶ぶりプロデューサー、笹原芳子役をスピンオフ作品『カメラを止めるな!リモート大作戦!』(20)以来2年ぶりに演じた。
CMで描かれるのは、本作の前日譚ともいえる、オリジナル版「カメ止め」とリメイク版「キャメ止め」をつなぐ物語。濱津演じるオリジナル版の日暮監督に、竹原演じる笹原プロデューサーが「カメ止め!」の劇中劇、『ONE CUT OF THE DEAD』がフランスでリメイクされることを伝える。『ONE CUT OF THE DEAD』 が日本でヒットした後、フランスにリメイクの話が持ち込まれるまでの、オリジナルとリメイクをつなぐ内容となっている。
「カメ止め!」が「キャメ止め!」としてフランスリメイクされた現実世界とリンクする興味深いメタ構造の設定となっているのが、アザナヴィシウス監督の『キャメラを止めるな!』なのである。内容について問われた笹原プロデューサーは、「フランスやからな、ゾンビがボンジュール!ボンジュール!みたいなそんな感じちゃうかな!」と豪快に笑い飛ばし、相変わらずの無茶ぶりを遺憾なく発揮。再び日暮を困惑させるという、オリジナル「カメ止め!」と変わらぬ関係性が窺える。
映画『キャメラを止めるな!』は、全国公開中。
「山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影が進められていたが、俳優たちの下手な演技にキレた監督が、本物のゾンビを召喚してクルーを襲わせ、超リアルな映像をモノにする!」という日本で大ヒットした映画のリメイクを30分間生放送、カメラ1台でワンカット撮影するよう依頼されたのは、フランスの監督。現場には、監督志望だが純粋すぎて空気の読めない彼の娘と、熱くなると現実とフィクションの区別がつかない妻も加わり大混乱! 問題ばかりの製作チームは、まったく話のかみ合わない日本人プロデューサーとのバトルを乗り越え、ラストシーンまで完走できるのか? フランスでも映画を愛する者の誓いはひとつ! 何があっても、カメラは止めない!
監督・脚本:ミシェル・アザナヴィシウス
出演:出演:ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョ、グレゴリー・ガドゥボワ、フィネガン・オールドフィールド、マチルダ・ルッツ、竹原芳子
配給:ギャガ
© 2021 – GETAWAY FILMS – LA CLASSE AMERICAINE – SK GLOBAL ENTERTAINMENT – FRANCE 2 CINÉMA – GAGA CORPORATION
公開中
公式サイト gaga.ne.jp/cametome/