ウェス・アンダーソンが監督・脚本を務めた、映画『アステロイド・シティ』より、ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、ジェイク・ライアンのインタビュー映像が公開された。
本作で主人公オーギー・スティーンベックを演じたジェイソン・シュワルツマン。ウェス監督は本作をジェイソンのために作ったと語り、脚本が完成していない構想段階からジェイソンのスケジュールを押さえるという本気ぶりだった。そんなジェイソンはオーギーという役作りにおいて、「作品の内容もわからない頃から「とにかくキューブリックをイメージして」と言われた」という。
スタンリー・キューブリックは写真雑誌のカメラマンとして働いたのち『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』『シャイニング』などの作品を監督・製作した。「僕は何を言われているのかさっぱりわからなかったし、作品もキューブリックに関連する要素は何もないのだけど、後になって自分の演じているキャラクターの喋り方が キューブリックっぽいと納得がいった」と話すジェイソン。その特徴的な喋り方は妻のクリアリングマスクによって発見されたと明かす。
オーギーの息子、ウッドロウを演じたジェイク・ライアンは、ウェス監督とジェイソンと話し合いを重ねて役を作っていった。「オーギーとウッドロウはリスペクトしあっているような関係。ウッドロウは僕が到底及ばないような天才で、「役作りの参考に」とジェイソンがレイ・カーツワイルの『シンギュラリティは近い』を勧めてくれた」と、信頼関係が感じられるエピソードを語る。
スカーレット・ヨハンソンは、自身の演じた映画スター/ミッジ・キャンベルについて、「ミッジは他人に見られているということについて常に自覚的で、自らを演出しているところがある。映画の中でもそのようなことを言う。心情的に理解できなくはない」と女優という職業ならではの感覚を役柄と共有していたことを明かした。今後どのような仕事をしたいか尋ねると、「常に新しい領域に挑戦したい。何か面白いもの、既視感のないものを提供できるような状態でいたい」と熱意を込めて語った。
映画『アステロイド・シティ』は、2023年9月1日(金)より全国公開。
時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家族が招待される。子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー、それぞれが様々な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!?この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
出演: ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、リーヴ・シュレイバー、ホープ・デイヴィス、スティーヴン・パーク、ルパート・フレンド、マヤ・ホーク、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、ホン・チャウ、ウィレム・デフォー、マーゴット・ロビー、トニー・レヴォロリ、ジェイク・ライアン、ジェフ・ゴールドブラム 他
配給:パルコ ユニバーサル映画
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2023年9月1日(金) TOHOシネマズ シャンテ、渋谷 ホワイト シネクイントほか全国公開
公式サイト asteroidcity-movie.com