【コメント】
▼片岡千之助
最近映像の作品にチャレンジをさせていただいている中で、本作のオファーはとても嬉しくて。撮影がとても楽しみでした。脚本は心が温まる上に笑いもありで、幸せな気持ちになれて、老若男女が楽しめる作品だと思います。水野は今どきの男の子、今どきの社会人という部分では吉川と面白い対比になるキャラクターだと思います。
現場では前田監督と草笛さんのお2人の特別な空気感のやりとりが面白かったです。唐沢さんはいつか共演させていただきたいと思っていた憧れの方だったので、それが叶ったのが嬉しかったです。気さくな方で、一緒にお芝居できている実感もありながら、まだちょっと夢のような感覚もあります。良い意味で、強烈な個性のあるキャラクターに囲まれた面白い作品なので、いろんな方に見ていただいて、このハッピーな雰囲気をぜひ味わっていただければと思います。
▼宮野真守
オファーを受けた時、びっくりしました。お話の内容を聞いた時に、唐沢さんの上司という事で、それってどんな役だ?恐れ多いなと思ったのですが、元々は後輩だけど出世して今は上司になる形で、なるほどと納得しました。唐沢さんと実写でご一緒できるって本当に心から嬉しかったので、出演できて良かったなと思っています。監督ともすり合わせをしながら、現場を明るく楽しくをモットーに、社員のみんなが笑顔でいられるような現場作りをしている編集長の空気感は出せたと思っています。最初は緊張で硬くなってしまっていたのですが、唐沢さんが隙間の時間で常にいろいろなお話しをしてくれて。おかげで先輩後輩の空気感を構築できたので、演技には自然と入っていけました。
佐藤先生と吉川がぶつかり合いながらも、その想いを共有していって、人生を楽しむことの指針のようなものを見てる側にも気づかせてくれる温かい作品だと思います。その中で、僕も倉田として皆さんの印象に残るような参加の仕方ができればと思って全力で臨みました。
生きるとは大変だということをいろいろな形で示してくれますが、同時に生きるとは何て素敵なんだということにも気づかせてくれて、人生に温かく寄り添ってくれる言葉や思いをたくさんもらえる作品です。たくさんの方に観ていただきたいと思っております。
映画『九十歳。何がめでたい』は、2024年6月21日(金)より全国公開。
2023年11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子のベストセラーエッセイ集を実写映画化。
監督:前田哲
原作:佐藤愛子「九十歳。何がめでたい」「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」(小学館刊)
出演:草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、木村多江、真矢ミキ、片岡千之助、宮野真守
配給:松竹
©2024映画 「九十歳。何がめでたい」製作委員会 ©佐藤愛子 小学館
2024年6月21日(金) 全国公開