“ひとつしかない”モンスターボールに大興奮!カメオ出演シーン撮影秘話
──ティムと、渡辺謙さん演じるヨシダ警部補とのシーンでは、ブルーというポケモンが良い味を出していてとても面白かったです。ジャスティスさんは渡辺謙さんと共演されてみて、どんな印象を受けましたか?
ジャスティス
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とてもクールで才能に満ち溢れた方だなと思いました。もちろん以前から彼の出演作は拝見していましたし、シリアスな作品やブロードウェイミュージカルなど演劇でも活躍されていることは知っていました。僕のイメージでは現場で静かにされている方なのかなと思っていたのですが、いざご一緒してみたら最高に面白くて楽しい雰囲気を作ってくださる方でした。それから、台本になかった台詞を本番中にアドリブでおっしゃることもあったんですけど、シーンをより魅力的にしようという思いが伝わってきました。シリアスなものからこの映画のような楽しい作品まで幅広く才能を発揮される謙さんの姿を見て学ぶことも多かったです。
──竹内さんはポケモントレーナーとして出演もされていますが、ロンドンでの撮影はどのような体験になりましたか?
竹内
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今年の年明けにロンドンに行って、監督のロブ・レターマンさんとお会いました。その後、すぐにグリーンバックでの撮影に入ったんですけど、吹替えだけじゃなくポケモントレーナーとして本編に出演できるとは思ってなかったので、すごく嬉しかったです。「こういう風に実写化しよう」というビジョンがクルー全員の共通認識として統一されていることも伝わってきましたし、撮影ではモンスターボールを実際にこの手で持つことができたので感激してしまって!!
ジャスティス
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わかります! あれを持った瞬間に「夢が叶った!!」って実感するよね(笑)。
竹内
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そうそう!! 見た目も想像以上にカッコ良くて、まるでポケモンのゲームの世界が現実になったかのような錯覚を覚えてしまうんですよね(笑)。
ジャスティス
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僕も同じでした!!
竹内
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そんな感じで大興奮していたら「そのモンスターボールはひとつしか作ってないから、大事に投げてね」って言われて(笑)。
ジャスティス
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僕も(笑)。
竹内
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(笑)。撮影は本当に短い時間でしたけど、モンスターボールひとつとっても細部までこだわって作られていて、そのうえポケモントレーナーという一瞬しか登場しない役であってもコスチュームや帽子などがリアルに作られていたんです。ポケモントレーナーの衣装を着たまま街を歩いても違和感がないぐらいに(笑)。「これって現実なのかな?」と錯覚してしまうほど全てがリアルに感じられましたし、たったワンシーンなのに丁寧に作ってくださったことがすごく嬉しかったです。ポケモントレーナーを演じさせていただいたことで、よりこの作品のチームの一員になれたような実感がありました。