Jun 02, 2019 interview

4度目のタッグ!石井裕也監督×池松壮亮が語る『町田くんの世界』の舞台裏

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石井裕也監督の現場、俳優・池松壮亮の魅力

――監督は新人のお二人を演出してみて、池松さんは共演してみていかがでしたか?

池松 二人とも素晴らしかったのでひっくり返りましたよ。日本で僕らのように職業俳優としてやっている人たちには絶対的に到達しえないくらいのものを持っていますね。そういう人を目の前にするとやっぱり自分の感覚だけでは行けないところにいるという感じで、むしろたくさん助けられたような気がします。まだ二人ともふわっとしてるんですよ。例えば今後も俳優を続けたいのかどうかもよくわからない感じ。二人が「絶対俳優になりたいんです」みたいな感じだったら、もうちょっと違ったかもしれないとも思います。

――お二人は池松さんの胸を借りて演じていたのかなという感じもしました。

池松 そんなそんな。そういうつもりはないです。貸さないです(笑)。

――監督は新人の二人には手取り足取り演出したんでしょうか。それともやはり感覚的だったのでしょうか。

石井 そんなに多くを求めてはいないんですよ。本物のもがきだったり、人が生まれて初めて一生懸命になる姿というのは何ものにも代えがたいので。プロの俳優が逆立ちしても勝てないものとは、そういうものです。それだけを見せてほしかった、ということです。

――本作に限らずでいいんですけど、石井監督の現場はどういう感じですか?

池松 石井さんご本人にも言えることなんですけど、ストイックさとユーモアが入り混じっている現場です。みんなでものすごい血眼になって何かを捉えようとしている時と、みんなで笑っている時と、すごくはっきりしていますね。

――池松さんの俳優としての魅力は?

石井 作品に人生を捧げてくれるということ。これは強いですね。どれだけの熱量を作品に込められるかが映画の勝負ですから。だから池松くんのことは圧倒的に信頼できますね。

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