Feb 24, 2023 interview

秦基博が語る 一つの曲から全く違う表現が生まれる面白さ『イカロス 片羽の街』

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音楽と映像のコラボの新たな企画

池ノ辺 これまでも沢山の映画の主題歌を担当されてきたと思いますが、映画の主題歌はいつもどのように制作されていますか?

 主題歌を依頼された際は、まだ脚本しかない場合もあるし、脚本とラッシュのような映像がある場合、あるいは完全に映画が出来上がっている場合、いろんなパターンで作ることがあります。

ありがたいことに、これまで自分の中にイメージが広がるような、そんな素敵な作品と出会わせてもらっています。その作品のどこに一番自分の心が震えたかというところから、いつも曲を作っています。

池ノ辺 今回は映画『イカロス 片羽の街』と秦さんのスペシャルライブ「ICARUS」が一緒になった音楽と映像のコラボ企画なんですよね。

 そうです。ライブを入り口に映画に触れてくださる方もいれば、それぞれの映画を入り口に自分の音楽に触れてくださるというような相互関係がそこにあるので、そのきっかけ、入り口としてこの作品がなってくれればいいなと思います。

池ノ辺 これからもどんどん映画に関わっていってください。

 ぜひ。オファーをお待ちしてます(笑)。

インタビュー / 池ノ辺直子
文・構成 / 佐々木尚絵
写真 / 藤本礼奈

プロフィール
秦 基博(はた もとひろ)

シンガーソングライター

宮崎県生まれ、横浜育ち。2006 年 11 月シングル「シンクロ」でデビュー。 “鋼と硝子で出来た声”と称される歌声と叙情性豊かなソングライティングで注目を集める一方、多彩なライブ活動を展開。2014年、 映画『STAND BY ME ドラえもん』主題歌「ひまわりの約束」が大ヒット、その後も数々の映画、CM、TV 番組のテーマ曲を担当。デビュー10 周年には横浜スタジアムでワンマンライブを開催。 初のオールタイム・ベストアルバム「All Time Best ハタモトヒロ」は自身初のアルバムウィーク リーチャート 1 位を獲得、以降もロングセールスが続いている。

作品情報
秦 基博 × U-NEXT FILM「イカロス 片羽の街」&PREMIUM LIVE「ICARUS」

秦基博「イカロス」からインスピレーションを受けた喪失と再生を描く物語を3人の映画監督の完全オリジナル脚本によって映画化。秦基博の出身地でもある横浜を舞台に、様々な形の喪失と再生を描く。各作品の中では映画と同時に配信される『秦 基博 PREMIUM LIVE「ICARUS」』へと繋がる仕掛けが散りばめられており、映画と音楽LIVEが融合した新しい作品となっている。

©2023「イカロス 片羽の街」フィルムパートナーズ 

公式サイト t.unext.jp/r/icarus

■『イカロス 片羽の街 inspired by Hata Motohiro’s “イカロス”』
【配信開始日】2023年2月24日(金)12:00配信予定
【価格】1200円(税込)/視聴期限:3日間
【視聴ページ】video.unext.jp/title/SID0079345

「トイレのハナコ」(監督:児山隆)
「豚知気人生」(監督:枝優花)
「十年と永遠」(監督:中川龍太郎)

出演:小川未祐、菊地姫奈、片山友希、菅生新樹、渋川清彦、安藤玉恵、本多力、池谷のぶえ、葵わかな、和田庵、須藤蓮

■『秦 基博 × U-NEXT PREMIUM LIVE 「ICARUS」』
<収録会場> パシフィコ横浜
【配信開始日】2023年2月24日(金)12:00配信予定
【価格】1200円(税込)/視聴期限:3日間
【視聴ページ】video.unext.jp/title/SID0079458

池ノ辺直子

映像ディレクター。株式会社バカ・ザ・バッカ代表取締役社長
これまでに手がけた予告篇は、『ボディーガード』『フォレスト・ガンプ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ』『マディソン郡の橋』『トップガン』『羊たちの沈黙』『博士と彼女のセオリー』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ノマドランド』『ザ・メニュー』『哀れなるものたち』ほか1100本以上。
著書に「映画は予告篇が面白い」(光文社刊)がある。 WOWOWプラス審議委員、 予告編上映カフェ「 Café WASUGAZEN」も運営もしている。
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