Mar 24, 2017 interview

第2回 『3月のライオン』は可能性という言葉が満ち溢れている子どもたちへの応援歌です。

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池ノ辺直子の「新・映画は愛よ!!」

Season14  vol.02 アスミック・エース株式会社 配信企画プロジェクト推進室長 兼 コンテンツ事業部コンテンツ企画グループ長 谷島正之 氏

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映画が大好きで、映画の仕事に関われてなんて幸せもんだと思っている予告編制作会社代表の池ノ辺直子が、同じく映画大好きな業界の人たちと語り合う「新・映画は愛よ!!」

今回は、先日公開された『3月のライオン【前編】』プロデューサーのアスミック・エース(株)谷島正之さんに、『3月のライオン』のお話を中心に、プロデューサー論を引き続き伺っていきます。

→前回までのコラムはこちら

池ノ辺直子 (以下 池ノ辺)

『3月のライオン【前編】』無事公開になりました。

初日3日間の興収2億円突破!

幅広い客層の方が観にきていただいたようで90%以上の人が良かった!!と言ってくれていますね。

おめでとうございます。

谷島正之 (以下、谷島)

ありがとうございます。

強豪の5大アニメ作品に四方八方囲まれ、さらに目の前にアカデミー賞作品賞を獲り損ねたものが居座っていて、まさに四面楚歌だったのですが、“実写日本映画・初登場第一位”は、なんとかキープしました(笑)

池ノ辺

私ね、物を作る人は、その人が興味があるもの、大好きな事を形にしたいという気持ちがあると思ってるんです。

谷島さんのことは、かなり前から存じておりましたが、映画の話や人生の話をするのは、これが初めてですね。

だから、なぜ今、谷島さんが『3月のライオン』作ったんだろう、どこに興味があったんだろう?!と考えたのね。

そしたら、谷島さんの息子さんが小さい頃から将棋をやっていたことを知ったんです。

「あ〜それだ!!」と思って今度は私がその点にすごく興味が湧きました。

それで、谷島さんが息子さんに向ける愛情の話をお聞きしたいんです。

息子さんが将棋をやるようになったきっかけは、なんだったんですか?

谷島

僕の妻が将棋好きだったんですよ。

それで息子をプロ棋士にしたいという夢を抱いたことがあってね(笑)。

ちょっとした英才教育だよね。

将棋って頭を使うゲームだから、遊びでやらせながら、もしかしたらプロ棋士になったらいいんじゃないかなと。

池ノ辺

大会にも出ていたみたいですね。

谷島

そうそう、僕もよく一緒に行ったんですよ。

なんでご存じなんですか?

池ノ辺

興味があることは調べるんです。(笑)。

谷島

恐ろしい(笑)。