Mar 30, 2017 interview

映画『暗黒女子』原作者・秋吉理香子が語る、映画への憧れと執筆意欲の源

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読んで嫌な気持ちになる最悪の結末なのに、なぜかクセになる魅惑のミステリー=“イヤミス”。今や人気ジャンルとなったイヤミス界で旋風を巻き起こした小説『暗黒女子』が、ついに映画化され4月1日(土)に公開される。セレブ女子高で起こった謎の死を発端に、やがて事件の真相だけでなく登場人物全員の秘密までもが暴かれていく、衝撃の“裏切り”エンターテインメント作。原作者である作家・秋吉理香子に、「夢だった」という映画化への思いや『暗黒女子』を書き上げるまでの苦悩を語ってもらった。

 

キャストの皆さんは口調やしぐさまで怖いくらいイメージにピッタリで驚きました

 

──秋吉さんは、『暗黒女子』映画化の話を聞いて「夢が叶った!」と思ったそうですね。

そうなんです。作家でもマンガ家でも、クリエイターにとって映画化というのは共通の夢じゃないかなと思うんですけれど、特に私は映画が好きで、自分でも映画を作りたいと思ってアメリカに留学していたこともあるくらいなので、喜びもひとしおでした。『暗黒女子』も「映画になれば素敵だな」と思いながら書いていたので、現実になってとても感激しています。

──実際に出来上がった映画をご覧になって、いかがでしたか?

見終わった途端に担当者と2人で顔を見合わせて「すごく良かったね!」とお互い言ってしまうほど、すべてが美しくて本当に素敵でした。耶雲(哉治)監督は男性なのに鋭い美的感覚をお持ちで、原作の繊細な世界観を忠実にスクリーンで表現してくださっていて、とても感激しました。

──秋吉さんが『暗黒女子』を書きながら頭に思い描いていた映像が、そのまま形になったと。

予想以上でした。監督は他の作品でもきれいな画をお撮りになっていたので美しい作品になるだろうなとは思っていたのですが、想像以上に素敵でしたね。セットや小物なども実際に見て、よくここまで再現してくださったと驚きました。

 

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──キャストに関しても、今注目の若手女優が揃いました。

私はあまりテレビを見ないのですが、そんな私でも知っている方ばかりで、「この方たちが演じてくださるなんて、嘘でしょ!?」と。しかも、皆さん原作のイメージ通りだったんですよ。声から、口調から、しぐさから、本当にすべてがピッタリで、ちょっと怖いくらいでした(笑)。

──秋吉さんの想像にそこまでピッタリだということは、監督やスタッフ、キャストの皆さんも原作をかなり読み込んでいたのでしょうね。

そうだと思います。原作への愛を感じました。

──映画化に当たって、登場人物が1人減るなど原作から一部変更がありましたが。

違和感はまったくありませんでした。私も映画を勉強していた時に、あまりに登場人物が多いのは時間的にも難しいと知っていましたので。気を遣って「1人減りますが大丈夫ですか?」と聞かれたんですけれど、私は逆に「全部お任せで大丈夫です」と。脚本の岡田(麿里)さんが重厚な世界観を作り上げてくださったので、私からは何も言うことはありませんでした。

──「全部お任せ」というのは、勇気が必要だったのでは?

いえ、監督と岡田さんとこのキャストの方々だったら大丈夫だと思っていました。絶対にいいものができると、完成する前から確信していましたから。ただ、それでも脚本は適宜私のところに送ってくださって。原作をすごく大事にしようとしてくださる姿勢が伝わってきましたし、その愛は映画にも表れていると思います。

 

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