Aug 20, 2020 column

09: グローバル視点でみるエンタメ業界の5つのビッグトレンド(1)

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しかし、現実にはパッケージの売り上げは年々大きく下がり続け、逆の大多数の人がサブスクリプション型の音楽や動画の配信サービスを使うようになりました。そして音楽や動画と同様に、ゲームにもその世界が見えてきているのです。

私も立ち上げに深くかかわった歴代プレイステーション(PS)では、PS2が最も売れたそうです。発売から10年近く売れ続け、累計販売台数は1.5億台以上に上ると言われています。今年の冬にはPS5が発売されますが、グローバルで毎年ハードウェアを買う人が数千万人は確実にいるでしょう。

しかし、ネットにつながっている人たちはそれを大きく超える約30億人と言われています。その数は新興国を含めて更に伸び続けているので、ゲームをするためにわざわざコンソールゲーム機を購入するのではなく、手軽に良質なゲームを安く遊びたいというサブスクリプション的なニーズがあるだろう、というのがGAFAやBATなどの見立てなのです。世の中、コンソールゲーム機を買ってゲームをするのは、世界的にはウルトラコアなユーザーに過ぎないというのです。

今後ゲームを供給する会社などは、GAFAMやBATのような巨大サプライヤーと繋がりを作り、彼らの特性を理解することによって、プラットフォームを活用し、グローバルマーケットにリーチするなど、知恵を働かせながらバトルを繰り広げる必要があるのです。