余命宣告された30代のシングルファーザーが、4歳の息子のために養子縁組の手続きを行い“新しい家族”を探し求める物語を描いた映画『いつかの君にもわかること』。本作の重要な役どころである4歳の息子マイケルを演じるのは、本作がスクリーンデビューとなるダニエル・ラモントくんだ。
映画では、たった1人の家族である父親・ジョンが、息子の“新しい家族”探しのために奔走する様子を、理解ができなくても父に寄り添い、1日1日と成長していく姿をナチュラルに演じている。そんなダニエルくんのキュートなのに大人びたインタビューや、父親役ジェームズ・ノートンと親子のように戯れるメイキング風景を含む特別映像が公開された。
映像では、ダニエルくんは「好きなものはアイスクリーム。監督は威張ってたよ!でも、言っちゃダメだよ!!」とイタズラっ子のような笑顔で語る。だが、撮影現場では、初めてにもかかわらず、泣いたり、癇癪を起こしたり、ふてくされることもなかったと、ジェームズ・ノートンは当時を振り返る。「遊んでいても、撮影が始まると途端に役に入り込む。自分でも理解できない悲しみと戦う影があって、優しい子どもになるんだ。僕でさえもそこまでの経験はないよ!」と彼の才能を称賛する。
ウベルト・パゾリーニ監督も、「映画が成功するかはある意味賭けだけど、企画当初から子役のマイケルの演技次第だとずっと思っていた。これ以上のものは望めないよ。ダニエルの演技は完璧だった。プロ意識や演技の姿勢、意気込みに理解力・・・・どれも私がマイケル役に求めていた資質ばかりだった」と満足げな表情で話す。
映画『いつかの君にもわかること』は、2023年2月17日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開。
窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが‥‥。
監督・脚本:ウベルト・パゾリーニ
出演:ジェームズ・ノートン、ダニエル・ラモント、アイリーン・オヒギンス
配給:キノフィルムズ
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2023年2月17日(金) YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開