平庫ワカの同名コミックが、主演に永野芽郁を迎え、タナダユキ監督のメガホンで映画化した、映画『マイ・ブロークン・マリコ』。この度、The ピーズが歌うエンディングテーマ「生きのばし」を使用した30秒予告映像が公開された。
そして、映画の公開にあわせてサウンドトラックCDが発売されることが決定。本作の音楽は、『浜の朝日の嘘つきどもと』(21/タナダユキ監督)、『やがて海へと届く』(22/中川龍太郎監督)等、数多くの作品を担当してきた加藤久貴が務めている。加藤は原作コミックを読み、“とても生命力に溢れた作品”だと感じたと語り、さらに音楽を作り上げていく過程は刺激的であったということを明かしている。
タナダ監督からは“ギターの音色をシイノに、グロッケンシュピールの音色をマリコに紐付けて音楽を作りたい”という希望があったそうで、その2つの楽器の音を軸に、キャラクターの行動と心情に寄り添った曲を作り上げていった。また、ひとつの同じ楽曲を、シーンに沿って複数のアレンジで使うという音楽の作り方も、タナダ監督のこだわり。こういった細かな工夫のひとつひとつが、本作をエモーショナルに彩っており、シイノがマリコの遺骨とともに辿る激動の旅を観客も一緒に体験できる大きな効果となっている。
エンディングテーマに使用されているThe ピーズの「生きのばし」もCDに収録。数多くのファンから愛される伝説的なこの名曲は、自身も“ファンのひとり”だというタナダ監督が、“『マイ・ブロークン・マリコ』の世界観を表現できる曲として、これ以上の楽曲はない”と太鼓判を押しており、まさにシイノそのものを表現しているかのようなストレートな歌詞と力強くも爽やかなメロディで映画のラストに寄り沿ってくれる。
映画『マイ・ブロークン・マリコ』は、9月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開。
鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨは、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心する。「刺し違えたってマリコの遺骨はあたしが連れて行く!」。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したシイノは、マリコの遺骨を抱いてふたりで旅に出ることに。マリコとの思い出を胸にシイノが向かった先は‥‥。
監督:タナダユキ
原作:平庫ワカ「マイ・ブロークン・マリコ」(KADOKAWA)
出演:永野芽郁、奈緒、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊
配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA
©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年9月30日(金) 全国公開