1897年の初演以降、日本をはじめ世界各地で幾度となく上演され、映画化・ミュージカル化されている稀代の名作「シラノ・ド・ベルジュラック」。いつの時代も人々が共感し、感動の涙を誘い、愛され続けている不朽の物語を『プライドと偏見』(05)、『つぐない』(07)、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(17)のジョー・ライト監督が壮大なスケールで再構築し、豪華スタッフ&キャストと共に完成させた最高にロマンティックなミュージカル映画『シラノ』。
主人公の剣豪にして詩人のシラノを演じるのは、HBO制作のテレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でエミー賞やゴールデングローブ賞などに輝いた実力派俳優ピーター・ディンクレイジ。さらに、シラノの親友であり思い人であるヒロイン、ロクサーヌを『マグニフィセント・セブン』(16)などで知られる注目の若手女優ヘイリー・ベネットが、ロクサーヌが片思いをする口下手なクリスチャンをケルヴィン・ハリソン・Jr.が演じる。
儚くも美しい“純愛三角関係”が垣間見える特報映像が公開された。映像は、主人公・シラノが“恋をしている”と打ち明けるシーンから始まる。しかし、その想いを寄せるロクサーヌが恋に落ちるのは、青年クリスチャン。美しい映像とともに描かれる、儚くも美しい3人の愛の行方は‥‥。
主演のピーターは「ジョーは本当にすばらしい監督。彼の映画は人のつながりを描く美しい作品ばかり。常に細かなところまできちんと見ていて、例えば手袋の様子とか太陽の光の具合まで。いつでも全体とディテールの両方を把握しているので、複雑で美しい映像に仕上がる」と称賛。ジョー・ライト監督は「パンデミックが起こった今こそ、人と人との繋がりや、愛する人に愛を伝えることの必要性をテーマにした映画を作る時だと思った」と本作への思いを語っている。
映画賞レースのノミネーションが次々と発表されている中、デトロイト映画批評家協会賞では、作品賞・主演男優賞の見事主要部門を受賞。さらに、第26回サテライト賞では「作品賞(コメディ/ミュージカル)・主演男優賞・衣装デザイン賞」などの主要部門に、 中でも主演男優賞では放送映画批評家協会賞やハリウッド映画批評家協会賞をはじめとする多くの賞レースでノミネートを果たすなど、数々の輝かしい功績を残す中、世界が注目するアカデミー賞での躍進にも期待が高まっている。
映画『シラノ』は2022年2月25日(金)より全国公開。
物語の舞台は17世紀フランス。 剣の腕前だけでなく、優れた詩を書く才能をもつフランス軍きっての騎士シラノは、仲間たちからも絶大なる信頼を置かれていたが、自身の外見に自信が持てず、想いを寄せるロクサーヌに、心に秘めた気持ちをずっと告げることができない。そんな胸の内を知らないロクサーヌはシラノと同じ隊に配属された青年クリスチャンに惹かれ、こともあろうにシラノに恋の仲立ちをお願いする。複雑な気持ちを抱えながらも、愛する人の願いを叶えようとするシラノは、溢れる愛情を言葉で表現する才能がないクリスチャンに代わって、自身の想いを文字に込めて、ロクサーヌへのラブレターを書くことに。果たして、三人が求める純真な愛の行方は。
監督:ジョー・ライト
原作:エドモン・ロスタン
出演:ピーター・ディンクレイジ、ヘイリー・ベネット、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ベン・メンデルソーン
配給:東宝東和
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2022年2月25日(金) 全国公開
公式サイト cyrano-movie.jp