短編『ジンジャー・ボーイ』が第78回カンヌ国際映画祭ラ・シネフ部門第3位入賞を果たした新鋭・田中未来監督の初長編映画『シルバー・エクスプレス』が第39回東京国際映画祭「Nippon Cinema Now」部門に出品されることが決定。あわせて予告映像も公開された。
本作の主人公・智絵里は、他者に恋愛感情を抱いたことがなく、いつもどこか孤独で浮いている。近しい友達との対人関係もうまくいかないばかりか、恋愛映画を見ても登場人物に共感できず、男友達からの好意にはうまく応えられない。そんな智絵里はある日、自分と同じように恋愛感情を持たない男性、翔也と出会う。2人は意気投合し、「自分たちは一人じゃなかった」と喜び合う。しかし、限りなく似ている2人には、決定的な違いがあった──。

智絵里を演じるのは、高校時代からモデル活動をスタートさせ、本作が映画初主演となる注目の俳優・岡本ゆい。そして翔也役には、『HAPPYEND』が韓国で大ヒットを記録、田中監督の短編「ブルー・アンバー」でも主演を務めた栗原颯人。中村里帆、山脇辰哉、高橋璃央、中島侑香、中井友望、斉藤里奈、佐久間祥朗、大瀧慶祐ら田中監督と共に今後の日本映画界を背負うであろう新進気鋭&実力派キャスト陣が集結。一貫して、現代を生きる若者たちの生きづらさを描いてきた田中未来監督が、恋愛感情や性的欲求を持たない智絵里の姿を通して、自分とは価値観やセクシャリティが異なる他者への“想像力”を持つことの困難と尊さを問いかける。さらにこのたび、智絵里が訪れる雪国の旅館のオーナー、林田桂樹役に高良健吾、智絵里の大学の特別講師として招かれた作家、小津灯子役に吉田羊の出演が発表された。




本日10月1日(木)に行われた東京国際映画祭ラインナップ発表会見にて公式出品が決定。映画祭への出品の報せに、主演の岡本ゆいは「私は、田中監督が創る作品にある違和や不確かさ、その中で人間の不完全さに触れる時間が好きです。みんなで大切につくったこの映画が私たちの手を離れ、これからたくさんの方と出会っていくことを、心から楽しみにしています」、共演の栗原颯人は「自分ではない誰かに自分を理解してもらうこと、また誰かを理解しようとすることは、自分の経験や生きてきた環境を通して考えるからこそ、どこかエゴのようなものが生まれてしまうのだと思います。それでも他者を思いやり、歩み寄ろうとすることの大切さを、この作品を観た後に感じていただけたら嬉しいです。」とコメントを寄せた。同映画祭へは初の参加となる田中監督は「この度は、このような歴史ある映画祭にジャパンプレミアとして上映できることを大変嬉しく思います。(中略)本作を通し、“他者”を想像することの大切さを少しでも多くの人に伝えることができたら嬉しいです」と期待をのぞかせた。

あわせて公開された予告映像では、友人たちのおしゃべりについていけず、いつも孤独で浮いている智絵里。初めてナンパされたことを語る友人に「ナンパってなめられてる証拠だから」と言い放ち、男友達からは「俺じゃなきゃダメだっていう特別な感情を感じない。そばにいてくれるなら誰でもいいって感じがするんだ」と涙ぐみながら告げられたりと、智絵里の独特なヒロイン像が浮かび上がる。そんな智絵里の前に現れた、同じく恋愛感情を持たない翔也。彼との出会いをきっかけに智絵里がどのように成長していくのか、期待が高まる予告映像に仕上がっている。
映画『シルバー・エクスプレス』は、2026年11月13日(金)より全国順次公開。

他者に恋愛感情を抱いたことがない智絵里は、いつもどこか孤独で浮いている。近しい友達との対人関係もうまくいかないばかりか、恋愛映画を見ても登場人物に共感できず、男友達からの好意にはうまく応えられない。そんな智絵里はある日、自分と同じように恋愛感情を抱かない男性、翔也と出会う。2人は意気投合し、「自分たちは一人じゃなかった」と喜び合う。しかし、限りなく似ている2人には、決定的な違いがあった。
監督・脚本:田中未来
出演:岡本ゆい、栗原颯人、中村里帆、山脇辰哉、高橋璃央、中島侑香、中井友望、斉藤里奈、佐久間祥朗、大瀧慶祐、高良健吾、吉田羊
配給:KeyHolder Pictures、SPOTTED PRODUCTIONS
©2026 silver express Film Partners
2026年11月13日(金) 新宿武蔵野館ほか全国順次公開