『陽が落ちる』で武士の妻、夫婦の覚悟に焦点を当てた重厚な人間ドラマを描き高い評価を得た柿崎ゆうじ監督が描く、震災で家族を失った自衛隊員と少年の“喪失”と“再生”の物語、映画『宣誓』。このたび本作の本予告映像と本ビジュアルが公開された。
本作の主演は『陽が落ちる』でも忘れがたい存在感を残した前川泰之。東日本大震災の被災地で、津波で妻と幼い娘を失いながら任務に立ち続ける自衛隊員・春日三尉を、静かな力を秘めた演技で息づかせる。春日の同僚の女性隊員・佐藤役は『陽が落ちる』で武士の妻を芯のある演技で体現した竹島由夏。陸上自衛隊の全面協力のもと制作された本作は、被災地の日常と現実の温度をリアルに映し出し、喪失を越えて人が再び生きようとする瞬間を丁寧に描き出すヒューマンドラマとなっている。

このたび公開された本予告映像は、2011年3月11日14時46分、一変した世界で、被災地で懸命に避難所支援にあたる自衛隊員たちの姿から始まる。救助活動を続ける自衛官・春日は、震災で家族を失った少年・和樹と出会う。一人佇む和樹の姿と共に「警察から連絡があって、身元を確認してほしい」という言葉が重なり、否応なく喪失の現実が突きつけられる。
さらに、津波で妻と幼い娘を失いながらも、その事実を胸に秘めたまま任務に身を捧げてきた春日が、ついに感情を抑えきれず涙を流す姿が映し出される。女性自衛官・佐藤から向けられた厳しい言葉をきっかけに、春日は「お前に何がわかる。誰にも見つけてもらえず、冷たいところに埋まってるんだぞ」と声を荒げ、押し殺してきた悲しみを爆発させる。その叫びは、家族を失った痛みが限界に達した瞬間を生々しく浮かび上がらせる。
しかし「悲しみを超え、一人でも多くの人を助けるために」。その言葉とともに、和樹が自衛隊員に心を開いていく瞬間や、春日と和樹が二人で敬礼を交わす場面、春日が和樹を強く抱きしめるシーンなど、希望へと歩みを進めていく瞬間が重ねられていく。さらに、春日の「その気持ちが、行方不明の家族と、残された俺たちを繋ぐ絆だから」という言葉、そして最後に「諦めないでください」という言葉が添えられ、本作が描く祈りと希望を強く印象づける映像となっている。


映画『宣誓』は、2026年3月6日(金)より全国公開。

陸上自衛隊の全面協力のもと、被災地の日常と現実の温度をリアルに映し出し、喪失を越えて人が再び生きようとする瞬間を丁寧に描き出すヒューマンドラマ。
監督・脚本:柿崎ゆうじ
出演:前川泰之、竹島由夏、黄川田雅哉、出合正幸、水橋研二、伊藤つかさ、宮本真希、半井小絵、齋藤優聖、羽場裕一、内田朝陽、辰巳琢郎、徳重聡、大地康雄
配給:NAKACHIKA PICTURES
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2026年3月6日(金) 全国公開
公式サイト sensei-film.jp