“みんなが知っているようで知らない幕末”を、コメディ界屈指のヒットメーカー福田雄一監督が描く、映画『新解釈・幕末伝』。この度、本作の予告映像が公開され、主題歌を福山雅治が担当することが発表された。
ダブル主演には、革命の志士・坂本龍馬を演じるムロツヨシ、幕末の英雄・西郷隆盛を怪演する佐藤二朗。さらに、坂本龍馬、西郷隆盛とともに時代を変えた桂小五郎役で山田孝之が参加。

そのほか、坂本龍馬の妻・おりょうを広瀬アリス、勝海舟を渡部篤郎、岡田以蔵を岩田剛典、大久保利通を矢本悠馬、土方歳三を松山ケンイチ、三吉慎蔵を染谷将太、徳川慶喜を勝地涼、沖田総司を倉悠貴、コンセプト茶屋店員を山下美月、後藤象二郎を賀来賢人、近藤勇を小手伸也、吉田松陰を高橋克実、そして、この映画の案内人であり、幕末時代を専門に研究し“新解釈”を講義する歴史学者を市村正親が演じる。

そしてこの度、本作の主題歌を福山雅治が担当する。福山が福田雄一監督作品に楽曲を提供するのは、映画『新解釈・三國志』以来2度目。福田監督から「敢えて脚本を読まないでほしい。福山さんが作りたい『幕末伝』の曲を作ってください」という異例のリクエストに応えて楽曲制作に臨んだという福山が“福山流・新解釈”で、主題歌「龍」を書き下ろした。
【コメント】
▼福山雅治
改めまして、今回も新解釈シリーズの主題歌を担当させていただくこと大変嬉しく光栄に思っております。前作『新解釈・三国志』の主題歌「革命」のエンドロールは嬉しい驚きに満ち溢れていました。楽曲に散りばめられたフレーズと呼応したカット割り。監督とプロデューサーの皆様の深い音楽愛を感じました。豪華キャスト陣の名演と音楽の絡みは最高の極みでした。
今作、『新解釈・幕末伝』主題歌のタイトルは「龍」。言わずもがな、それは坂本龍馬さんの「龍」であり、我々日本人にとって古から馴染みある存在の「龍」も含んでいます。民衆と幕府、そして諸外国それぞれの思惑が入り混じる乱世幕末。何かが大きく変わる時の不安と恍惚。誰に言われるでもなく、でも誰もが心の底から願っているであろう「時代の変化と進化」。その時代のうねりの中で個人は大河の一滴にしか過ぎず、そしてその大河は時に混沌や混乱の濁流となる。濁流に飲み込まれながら人は「人生のダンス」を踊り踊らされる。もがきながら、足掻きながら、時代が求める、あるいは許容するギリギリのその場所を探し続ける。苛烈さの中の快楽、残酷さの中の甘美、そんな「人生のダンス」を表現してみました。
憚りながら、福田監督の真骨頂は、ユーモアを前面に出すその向こう側で、鋭く核心を突く表現にあると思っております。本楽曲へのオファーは、監督とプロデューサーの皆様から、その「核心」の部分を背負ってくれ!という、重たくも受け止めがいのあるボールだと感じております。劇場にて楽曲の全貌をお聴きいただける日を心待ちにしております。
▼ムロツヨシ
「呼ぶ声あらば我は現る」の歌詞ではじまるこの歌は、我らが望んだことでした。叶うわけがないと思いながらも望んでいました。ただ叶うわけがないと。ですが我らが考える以上に、あの方は福山さんは洒落がきいてて、なによりも誰よりも「粋」でした。この歌を背負わせていただき、自分も「粋」の者になれるよう生きていきます。福山さん、素晴らしい歌をありがとうございます。そんな福山さんの歌と「粋」を含めて、この幕末伝という映画です。だからこれは喜劇、です。
▼佐藤二朗
福山さんと僕は、共に1969年生まれ。それを人に言いますと、「嘘をつくな」「福山さんの方が遥かに若々しい」「お前のようなくたびれたオッサンと一緒にするな」と袋叩きにあいますゆえ、ここだけの話に願います。そんな福山さんがオリジナルで楽曲提供!しかも超ゴキゲンで、ぐわっと前を向きたくなる楽曲!そして福山さんならではの痺れるほどカッチョいい歌唱!これで福山さんと僕が同い年ということが、より一層、信じてもらえなくなりそうです。
映画『新解釈・幕末伝』は、2025年12月19日(金)より公開。

今から150年前、日本の未来を変えるため、のちに幕末のヒーローと呼ばれる男・坂本龍馬と西郷隆盛が立ち上がった。革命的な出来事が繰り返される激動の時代を経て、物語はやがて260年続いた江戸幕府の終焉と、新しい“ニッポンの夜明け”へとつながっていく。そこには、誰も想像し得なかった、戦いと友情の物語があった。
監督:福田雄一
出演:ムロツヨシ、佐藤二朗、広瀬アリス、岩田剛典、矢本悠馬、松山ケンイチ、染谷将太、勝地涼、倉悠貴、山下美月、賀来賢人、小手伸也、 高橋克実、市村正親、渡部篤郎、山田孝之
配給:東宝
©2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会
2025年12月19日(金) 公開
公式サイト new-bakumatsu