Oct 02, 2025 news

日本手話×クルド語が衝突する言語大合戦の幕開け! 映画『みんな、おしゃべり!』予告映像公開

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河合健監督のオリジナル最新作、映画『みんな、おしゃべり!』の予告映像が公開された。

言語・コミュニケーション格差下で繰り広げられる“誇り高き小競り合い”が描かれていく本作の監督を務めたのは、『なんのちゃんの第二次世界大戦』など、挑戦的なオリジナル作品に定評がある河合健。CODA(Children of Deaf Adults/ろうの親を持つ聴者の子どもの意)である河合監督が、日本手話とクルド語を題材にしたオリジナル脚本で、消滅危機言語、コミュニケーションの問題に取り組む。

主人公のCODAの夏海役を演じるのは、『愛のゆくえ』の長澤樹。父の友人役にはドラマ「デフ・ヴォイス」の那須英彰、同じく父の友人役として映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の今井彰人、街おこしを計画する団体職員役に板橋駿谷、ろう学校の先生役として小野花梨が参加する。また、夏海の父・和彦役で演技に初挑戦するのは、西日暮里でラーメン屋を営む「麺屋義」の店長でろう者の毛塚和義。その他にも演技初挑戦となる、ろう者・クルド人が多数出演しており、登場人物たちと同じ第一言語に属する方々がキャスティングされている。

電器店を営むろう者の父と弟、聴者の夏海の古賀家。同じくその街に暮らすクルド人一家が、些細なすれ違いから対立、両者の通訳として駆り出された夏海と在日クルド人のヒワでも手に追えない状況の中、夏海の弟・駿が作り出した謎の文字が学校・街を巻き込む事態へと発展し、想像を超えた結末へ向かう。

また、本作は、10月27日(月)~ 11月5日(水)に開催される第38回東京国際映画祭 アジアの未来部門に公式出品され、11月6日(木)~9日(日)に開催される手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025での先行上映が決定している。

映画『みんな、 おしゃべり!』は、2025年11月29日(土)より全国順次劇場公開。

作品情報
映画『みんな、 おしゃべり!』

ろう者の父と弟がいる古賀家と、その街に新しく越してきたクルド人一家が、些細なすれ違いから対立する。2つの家族の通訳として繰り出されたのは、古賀家で唯一の聴者である娘の夏海と、クルド人一家で唯一日本語が話せるヒワだった。2人は次第に惹かれ合っていくが、両者の対立は深まるばかり。そんなある日、夏海の弟・駿が描いた謎の文字をきっかけに、小さな対立は街を巻き込む問題へと発展、想像を超えた結末へと向かっていく。

監督:河合健

出演:長澤樹、毛塚和義、福田凰希、ユードゥルム・フラット、Murat Çiçek、那須英彰、今井彰人、板橋駿谷、小野花梨

配給:GUM株式会社

©2025映画『みんな、 おしゃべり!』製作委員会

2025年11月29日(土) ユーロスペース、シネマ・チュプキ・タバタほか全国順次劇場公開

公式サイト minna-oshaberi