May 01, 2025 column

特集:2025年1~3月期 話題となった映画 [邦画編]

A A
SHARE

2025年に上映された作品を振り返ってみれば名作ばかり。ここでは心温まるエンタメ作品にホロリと涙するラブストーリー、そして待ち焦がれたテレビドラマの劇場版をピックアップしました。未見の方はこのGWに劇場で鑑賞してみては?

→[洋画編]はこちら

岸善幸 監督インタビュー 宮藤官九郎ワールドで新しいしあわせのかたちを描く

東北の町・南三陸を舞台に、コロナ禍に揺れる日本、過疎化に悩む地方、そして震災の爪痕の残る中でも逞しく生きていこうとする人々を描く楡周平著「サンセット・サンライズ」(講談社文庫)の映画化。『あゝ、荒野』 (2017) 、『正欲』 (2023) などで高い評価を得ている岸善幸監督が、同じ東北出身の宮藤官九郎とタッグを組む。菅田将暉を主演に迎え、百香に井上真央、その父に中村雅俊など、実力派俳優たちが脇を固める。

今回は、『サンセット・サンライズ』の岸善幸監督に、本作品や映画への思いなどを伺いました。

→インタビューの続きはこちら

作品情報

[監督] 岸善幸
[脚本] 宮藤官九郎
[原作] 楡周平「サンセット・サンライズ」(講談社)
[出演] 菅⽥将暉 / 井上真央 / 竹原ピストル / 山本浩司 /好井まさお / 藤間爽子 / 茅島みずき / 白川和子 / ビートきよし / 半海一晃 / 宮崎吐夢 / 少路勇介 / 松尾貴史 / 三宅健 / 池脇千鶴 / 小日向文世 / 中村雅俊
[配給]ワーナー・ブラザース映画
©楡周平/講談社 ©2024「サンセット・サンライズ」製作委員会

[公式サイト] sunsetsunrise-movie

監督 松重豊が語る 映画だからこそ伝えたいことがある。

輸入雑貨の貿易商・井之頭五郎は、かつての恋人 小雪の娘、千秋から、依頼したいことがあるとの連絡を受けて、フランスはパリへと向かう。依頼者は千秋の祖父、一郎。子どもの頃に飲んだスープがもう一度飲みたい、そのための食材を探してほしいと頼まれる。一郎の記憶を辿りわずかな地名をヒントに、その究極のスープを求め、フランスから韓国、長崎、東京を巡る五郎だったが、行く先々でさまざまな人々と事件とに遭遇、次第に大きな何かに巻き込まれていく‥‥。

原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる人気グルメ漫画「孤独のグルメ」。2012年にテレビ東京より実写化され、2024年にはシリーズ10に至る人気ドラマシリーズとなった。そしてこの度、満を持して、12年にわたって井之頭五郎を演じてきた松重豊による初の監督・脚本、そしてもちろん主演での劇映画化として公開された。他に、内田有紀、磯村勇斗、杏、オダギリジョーらが脇を固める。

今回は、『劇映画 孤独のグルメ』の監督・脚本・主演の松重豊さんに、本作品や映画への思いなどを伺いました。

→インタビューの続きはこちら

作品情報

[監督] 松重豊
[脚本] 松重豊、田口佳宏
[出演] 松重豊 / 内田有紀 / 磯村勇斗 / 村田雄浩 / ユ・ジェミョン(特別出演) / 塩見三省 / 杏 / オダギリジョー
[配給] 東宝
©2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会

[公式サイト] gekieiga-kodokunogurume

村尾嘉昭 監督インタビュー ハリウッド映画を意識したカジノエンターテインメント

天性の人たらしで “世界を覆すハッタリ男”【ハル】と、気弱で心優しい “凄腕エンジニア” の【ガク】という正反対の2人がタッグを組んでゼロから起業した「トリリオンゲーム社」は、今や日本トップクラスの大企業となった。そんな彼らが次に挑むのは、日本初のカジノリゾート開発。ロマンと欲望が入り混じる魅惑のカジノリゾートを舞台に、これまで以上の強敵に立ち向かい、いまだかつてない危険と隣り合わせの世界に飛び込む、ハルとガクの運命は‥‥!?

2023年7月期に放送されたTBS金曜ドラマ「トリリオンゲーム」。まだ何者でもないハルとガクが、資金ゼロ・事業計画ゼロの状態から起業し、予想の斜め上を行く方法で成功を重ねていく姿が、毎回テンポ良く爽快感たっぷりに描かれた。本作、劇場版『トリリオンゲーム』は、原作・稲垣理一郎の監修のもと、完全オリジナルストーリーで描かれ、ドラマと同じく村尾嘉昭が監督を務める。主人公のハル役に目黒蓮、ガク役の佐野勇斗のほか、ドラマに引き続いての今田美桜、福本莉子、吉川晃司ら、さらに劇場版ならではの超豪華キャストが脇を固める。

今回は、劇場版『トリリオンゲーム』の村尾嘉昭監督に、本作品や映画への思いなどを伺いました。

→インタビューの続きはこちら

作品情報

[監督] 村尾嘉昭
[原作] 稲垣理一郎/作画:池上遼一 「トリリオンゲーム」(小学館 ビッグコミックスペリオール 連載)
[出演] 目黒蓮 / 佐野勇斗 / 今田美桜 / 福本莉子 / 鈴木浩介 / 竹財輝之助 / あかせあかり / 原嘉孝 / 津田健次郎 / シシド・カフカ / 田辺誠一 / 石橋凌 / 吉川晃司 / 國村隼
[配給] 東宝
©2025劇場版『トリリオンゲーム』製作委員会 ©稲垣理一郎・池上遼一/小学館

[公式サイト] trilliongame-movie

塚原あゆ子監督インタビュー 松たか子と松村北斗、2人のセッションで深まる思いと揺れる感情 

結婚して 15年になるカンナは、ある日、夫の駈(かける)を事故で失ってしまう。いつしか夫婦生活はすれ違っていて、離婚話も出ていたが、思ってもいなかった突然の別れだった。ところがひょんなことから彼と出会った15年前の夏にタイムトラベルしてしまったカンナは、そこで若き日の駈と再会。40代のカンナは、まだ夫にはなっていない20代の駈と再び恋に落ちる。やがてお互いに心を通わせていくが、駈が事故死する未来を知るカンナは、なんとかその未来を変えたいと思い、行き着いた悲しい選択。わたしたちは出会わない。結婚しない。たとえ、もう二度と会えなくても──。

今を生きる人たちの心情をリアルにも洒脱に描き出し絶大な支持を得る、脚本家・坂元裕二が、『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』(2024) の塚原あゆ子監督と組み、オリジナル劇場映画『ファーストキス 1ST KISS』を送りだす。カンナを松たか子、そしてカンナの夫、駈を松村北斗が演じる。初共演となる松と松村、そして初タッグとなる坂元と塚原が紡ぎ出す、心揺さぶるラブストーリー。

予告編制作会社バカ・ザ・バッカ代表の池ノ辺直子が映画大好きな業界の人たちと語り合う『映画は愛よ!』、今回は、『ファーストキス 1ST KISS』の塚原あゆ子監督に、本作品や映画への思いなどを伺いました。

→インタビューの続きはこちら

作品情報

[監督] 塚原あゆ子
[脚本] 坂元裕二
[出演] 松たか子 / 松村北斗 / 吉岡里帆 / 森七菜 / YOU / 竹原ピストル / 松田大輔 / 鈴木慶一 / 神野三鈴 / リリー・フランキー
[配給] 東宝
©2025「1ST KISS」製作委員会

[公式サイト] 1stkiss-movie.toho

笑福亭鶴瓶 & 原田知世インタビュー 初共演で醸し出した夫婦の空気感

ある夫婦の奇跡的な、そして愛情にあふれた実話を映画化した『35年目のラブレター』が、3月7日に劇場公開を迎えた。戦時中に山村の貧しい一家に生まれて十分な教育をうけることができず、文字の読み書きができないまま大人になった西畑保と、彼の“手”となって共に歩み続けた最愛の妻・皎子(きょうこ)。定年退職を機に「妻にラブレターを書きたい」と一念発起して夜間中学に通い始める保とその妻・皎子を笑福亭鶴瓶と原田知世が、2人の若き日を重岡大毅と上白石萌音がそれぞれ演じた。

初共演でありながら、長年連れ添った夫婦のような空気感が自然に生まれたという笑福亭鶴瓶と原田知世。「大好きな作品」と口をそろえる2人に、その想いを聞いた。

→インタビューの続きはこちら


作品情報

[監督・脚本]  塚本連平 
[出演] 笑福亭鶴瓶 / 原田知世 / 重岡大毅 / 上白石萌音 / 徳永えり / ぎぃ子 / 辻󠄀本祐樹 / 本多力 / 江口のりこ / 瀬戸琴楓 / 白鳥晴都 / くわばたりえ / 笹野高史 / 安田顕 
[配給] 東映
© 2025「35年目のラブレター」製作委員会 

[公式サイト]  35th-loveletter