第133回直木賞を受賞した朱川湊人の短編集をヒットメーカー前田哲監督が実写化する、映画『花まんま』が、2025年春 公開される。
原作は、ある兄妹の不思議な体験を描いた物語。表題の「花まんま」とは、子どものままごと遊びで作った“花のお弁当”を意味する。両親を早くに亡くし、大阪の下町で暮らす2人きりの兄妹 俊樹とフミ子。妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったが、妹には兄に話していない“秘密”があった‥‥。
主人公となる大阪下町の兄妹を演じるのは、鈴木亮平と有村架純。鈴木は、早くに亡くした両親との約束を守るため、たった一人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・加藤俊樹役で主演を務める。俊樹の妹で、結婚を間近に控えながら、ある秘密を抱えるフミ子役には有村架純。メガホンをとるのは、最新作『九十歳。何がめでたい』が現在大ヒット中で、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』や『そして、バトンは渡された』など、人の心の揺れ動きを豊かな表現力で描いてきた前田哲監督。
