燃え尽きる直前にバンドの純心と欺瞞を縫合し、臨界点にて自らへの哀悼の意を凍らせた最後のオリジナルアルバム。それが『PSYCHOPATH』である。
『BEAT EMOTION』は、BOØWYに関わった全ての人に対する腹心からの謝意をあえて隠し通そうとした“暗喩としてのポップ・アルバム”である。
憧れと挑むべき高い頂に向かって、BOØWYが制作した最初にして最後のコンセプト・アルバム、それが『JUST A HERO』である。
のちに「BOØWY前」「BOØWY後」と表現されるに至る“あらゆる面でのバンド埋蔵力”をはっきりと示し得たのがアルバム『BOØWY』である。
『INSTANT LOVE』は、音楽への探究心を逆境の中で開花させた野心作である。
空集合たる“Ø”の意味は、自分たちに音楽で意志を注ぎ込むことだった。『MORAL』はその第1歩である