Feb 07, 2024 news

松村北斗×上白石萌音 映画『夜明けのすべて』撮影の裏側を8mmフィルムで切り取ったメイキング映像&オフショット公開

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「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』が国内外で絶賛を浴びた三宅唱監督が映画化する、映画『夜明けのすべて』。この度本作の撮影の裏側を8mmフィルムで切り取ったメイキング映像と、主演を務めた松村北斗×上白石萌音をフィルムカメラで撮影したオフショットが公開された。

月に1度のPMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さんと、パニック障害を抱えたことで人生が一変した山添くん。本作は、職場の同僚として過ごす中で互いの生きづらさを知った2人が、「自分のことはどうにもならなくても、相手を“助けられることはある”」と支え合っていく日常を優しく包み込むように描く。

2人の職場である栗田科学は、家庭用プラネタリウムや顕微鏡などの科学工作玩具の製造・販売を行う会社。社長の栗田和夫(光石研)は「無理なく、怪我なく、安全に」をモットーとして、社員の健康を第一に考えている。劇中では、職場で松村演じる山添くんがパニック障害の発作を起こしたり、上白石演じる藤沢さんがイライラを爆発させてしまうシーンが登場するが、社長をはじめ栗田科学の職員たちが、優しくふたりに寄り添う姿が印象的に描かれる。

実際に過換気症候群になるリスクを伴った発作のシーンを演じた松村は「練習から本番まで、発作を起こすシーンではつねにすぐ近くに医療監修の先生がいて、リアルに見えるかを確認しながら、同時に僕のケアをしてくれました。そこは、最初から三宅監督が気遣ってくれていましたね。」と三宅組の真摯な姿勢を印象深く語る。さらに「まるで栗田科学にいるような、楽しくて居心地のよい現場でした。演じるみなさんも役そのままという感じで。多くのカットで、今撮られているなって感覚がほとんどなかったんです。おかげで芝居にだけ集中できました」と撮影現場を振り返る。

PMSの症状による感情の浮き沈みを表現した上白石は「演じるうえで悩んだり苦しかったりしたことはたくさんありましたけど、そういうものすべてをプラスのエネルギーに変えられる現場でした。全員が一個一個のシーンにこのうえなく愛情を注いでいる現場で、まだ終わりたくない、ずっとここにいたいと思いながら撮影していました。みんなで何かをつくるってこんなに楽しいんだ、と思い出させてもらった気がします」と話す。

さらにこの度、撮影現場の裏側をフィルムカメラで撮影したオフショットも解禁となった。絶妙な距離感で佇む松村と上白石はまさに山添くんと藤沢さんそのもの。ふたりでブランコを漕ぐ姿や、休憩中にくつろぐ松村、マフラーに包まる上白石など、それぞれのリラックスした表情も見どころとなっている。

映画『夜明けのすべて』は、2024年2月9日(金)よりロードショー。

作品情報
映画『夜明けのすべて』

月に1度、PMSでイライラが抑えられなくなる藤沢さんはある日、同僚・山添くんのとある小さな行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、転職してきたばかりだというのに、やる気が無さそうに見えていた山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことをあきらめ、生きがいも気力も失っていたのだった。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく2人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。

監督:三宅唱

原作:瀬尾まいこ「夜明けのすべて」(水鈴社/文春文庫)

出演:松村北斗、上白石萌音、渋川清彦、芋生悠、藤間爽子、久保田磨希、足立智充、りょう、光石研

配給・宣伝:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース

©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会

2024年2月9日(金) ロードショー

公式サイト yoakenosubete-movie.asmik-ace