Oct 02, 2020 interview

上白石萌音が語る、世代を超えて楽しめる『トロールズ ミュージック★パワー』の魅力と音楽の力

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コロナ禍のアメリカで多くの人の心に希望の光を灯し、可愛らしい映像と音楽で気分をカラフルにした大ヒット映画『トロールズ ミュージック★パワー』が遂に日本上陸。世代を超えたヒット曲のメドレーあり、ポップからテクノ、クラシック、カントリー、ファンク、ロックなど6つの音楽のジャンルがトロールというキャラクターとなってそれぞれの魅力を観客に届けながら愛と平和を紡いでいきます。3Dアニメーションミュージカルの吹き替えを務めるのは、日本でも実力を兼ね備えた上白石萌音さん、ウエンツ瑛士さん、仲里依紗さん、ミキ(昴生さん・亜生さん)他、演技力、歌唱力を持つボイスキャストが集結。主演を務める上白石萌音さんは、難易度の高い名曲を歌うポップ村のポピー女王にどう挑んだのか?更に映画の魅力や音楽の力について語って頂きました。




再生ボタンを押すと上白石萌音さんのトークがお楽しみいただけます


――アナ・ケンドリックさんがお好きだとお聞きしました。彼女が声を担当しているポップ・トロール、ポピー役の吹替版を担当すると聞いた時はどんな気持ちだったのですか?

とんでもないなと思いましたね、きちゃったな~、まさかまさかって(笑)『ピッチ・パーフェクト』(日本公開:2015年)や『イントゥ・ザ・ウッズ』(日本公開:2015年)が大好きで、向こうで歌う女優さんと言ったら3本の指に入るくらいの方じゃないですか。しかも今回、アナさんが歌われているそのままの曲もあったりするので、なるべく声が離れすぎないようにというオーダーもあったりしたんです。素の声が全然違うので…アナさんの声は滅茶苦茶強いじゃないですか、私もそこに持って行かなきゃなって思って聞き込みました。

――シンディ・ローパーの「Girls Just Wanna Have Fun」の歌詞を変えた「Trolls Wanna Have Good Times」を冒頭で歌いますが、音階が広くないですか?

メッチャ広いです。シンディ・ローパーさんは本当に凄いなって改めて思いました(笑)

――アナ・ケンドリックさんの声も色々な色合いを持っていましたね、歌の場面でなくても凄く感情が出ていました。

台詞で遊んでいて、色々な楽しい言い方をしていました。それを日本語にした時にちょっとでもその要素を入れられたらいいなって思っていました。凄く早口なんですよ、それがポピーの可愛いところなんですけど、この魅力をちょっとでも出せないかなって思って、台詞部分を繰り返し聞いていました。

――一番思い出が残っているアフレコでのシーンはどこですか?

どこだろう・・・ネタバレかもしれないですが、大団円のシーンですかね。あそこの台詞と音楽、全部ひっくるめて凄く好きです。

――先程のお話にも出ましたが、冒頭にシンディ・ローパーの「Girls Just Wanna Have Fun」とシックの「Good times」のミックス曲を歌いますが、どうやって練習をしたのですか?

アナさんが歌っている音源を流して一緒に歌っていました。まず英語で歌って、ちょっとでも似せられたらなって。それから日本語にして、でも音楽では英語版のアナさんの曲を流しながら一緒に歌って。そういうことをやっていました。デュエットなど上手い方とご一緒すると“頑張らないと”って思うし、相手に引っ張られて上手になるという経験があったので、それなら“アナさんと一緒に歌おう”と思いました。