昨年のトロント国際映画祭にて初上映され、観客賞の次点に選ばれ、また1月下旬現在145の賞にノミネーション、35個を獲得している話題作、映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』が、第95回アカデミー賞作品賞・脚色賞(サラ・ポーリー)の2部門にノミネートした。
原作は2018年に出版され、NEW YORK TIMESブックレビュー誌の年間最優秀書籍に選ばれたミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説「WOMEN TALKING」。2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれている。
監督は『死ぬまでにしたい10のこと』(03)などで女優として活躍しながら、2006年、『アウェイ・フロム・ハー君を想う』で監督、脚本家としてデビューし数々の賞を受賞したサラ・ポーリー。すでにオスカー前哨戦では脚色賞を数多く受賞しており、今回のアカデミー賞でも最有力という声も高い。
主演はその演技力で2度アカデミー賞にノミネートされたルーニー・マーラ。その他、Netflix『ザ・クラウン』で主演女優賞、最優秀ゲスト女優賞と2度エミー賞を獲得したクレア・フォイ、ジェシー・バックリー、日本でも「007」シリーズ、Q役でおなじみのベン・ウィショーなどそうそうたるメンバーが出演。
出演とプロデュースを務めたオスカー女優フランシス・マクドーマンドは本作のオプション権を獲得後、ブラッド・ピットが率いる映画制作会社PLAN Bへ話を持ち込み、映画化が実現。PLAN Bはその意欲的な映画製作で『ムーンライト』(16)、『ミナリ』(20)など数々のオスカー受賞作を手掛けている。
映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は、2023年初夏よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか公開予定。
舞台は2010年の架空の村。自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きる女性たちが度々レイプされる。これまで女性たちはそれを「悪魔の仕業」「作り話」というように男性たちに否定されていたが、それが実際に犯罪だったということを知る。男性たちが街へと出かけている2日間、彼女たちは自らの未来を懸けた話し合いを行う‥‥。
監督・脚本: サラ・ポーリー
原作:ミリアム・トウズ「WOMEN TALKING」
出演:ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ベン・ウィショー、フランシス・マクドーマンド ほか
配給:パルコ ユニバーサル映画
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2023年初夏 TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント ほか公開予定