Jan 20, 2023 news

次世代を担う若手作家による4作品!文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2022」

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文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2022」は、今年度の製作実地研修で完成した短編映画4作品を、映画業界関係者向けの「合評上映会」として、東京2月7日(火)・名古屋2月13日(月)・大阪2月14日(火)・京都2月15日(水)で開催。一般観客向けには、2月17日(金)より角川シネマ有楽町にて1週間限定公開され、その後名古屋・大阪でも上映される。

この度、「ndjc2022」の予告映像&4作品のポスターが解禁された。

吉野耕平監督作『ハケンアニメ!』(22)、藤澤浩和監督作『ツーアウトフルベース』(22)、三宅伸行監督作『世の中にたえて桜のなかりせば』(22)、板橋基之監督作『Bridal, my Song』(22)、真田幹也監督作『ミドリムシの姫』(22)など、修了者の長編劇場公開が続き、今年も松永大司監督作『エゴイスト』(23)、草苅勲監督作『死体の人』(23)の公開が控えている「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」。

昨年の夏に行ったワークショップから選出され、製作実地研修に進んだ4名の若手監督が、講師による脚本指導を経て、各制作プロダクションのもと、プロのスタッフ・キャストと共に短編映画を製作し、2023年1月末に完成致した。

今回上映される短編映画4作品は、初監督作『光の輪郭と踊るダンス』がゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021「ゆうばりホープ」に選定されるなど、演劇・映画ともに今後の活躍が期待されている岡本昌也監督作『うつぶせのまま踊りたい』、短編『泥』がソウル国際プライド映画祭、TAMA NEW WAVE、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などに入選するほか、アマチュアでプロレスにて後楽園ホールのリングに立ったこともある成瀬都香監督作『ラ・マヒ』。

多摩美術大学で舞台衣裳や特殊小道具のデザイン・製作を学び、卒業後東京藝術大学大学院に進学、桝井省志氏、市山尚三氏に師事し映画製作について学んできた藤本楓監督作『サボテンと海底』、慶應大学4年時に親友たちと映画制作を始め、写真家、作曲家、アニメーターと共に幡ヶ谷の古民家「凡蔵」を制作拠点にし、短編『ダボ』がSSFF & ASIA 2022に入選した牧大我監督作『デブリーズ』。

作品情報
『うつぶせのまま踊りたい』

きみは信じる? 不自由な定型の先の自由を
社会に適応しながらも自由を求める山田芽衣子と、自らの過去に囚われながらも自由奔放に生きようとする環七子。定型と自由律、それぞれの方法でここじゃないどこかを目指す二人の「おとなこども」が、詩という共通言語を介して変わってゆく。

監督:岡本昌也
出演:福永朱梨、日下七海
作家推薦:日本アド・コンテンツ制作協会
制作プロダクション:レスパスフィルム
©2023VIPO

『ラ・マヒ』

あんたは、何が欲しいの?
人に嫌われることを恐れ無難に生きてきた荻野愛は、同級生の堂島月子と再会する。愛とは正反対に「自分らしい生き方」を追い求めてきた月子は 現在プロレスラーになっていた。月子の試合に衝撃を受けた愛はプロレス団体ムーンライトに入門し、プロデビューを目指す。

監督:成瀬都香
出演:まりあ、夏すみれ、ライディーン鋼、夏目朱里、中野深咲
作家推薦:TAMA映画フォーラム実行委員会
制作プロダクション:ROBOT
©2023 VIPO

『サボテンと海底』

35歳 柳田佳典 俳優やってます、一応。
今年35歳を迎える俳優、柳田佳典は映画やCMの撮影前に俳優やタレントの代わりに準備作業を請け負うスタンドインの仕事を生業としている。映画に出たい気持ちを抱えつつも、チャンスに恵まれない日々。そんなある時、柳田の元に映画の主演オーディションの話が舞い込む。

監督:藤本楓
出演:宮田佳典、佐野岳、大友一生、石川浩司、ふせえり
作家推薦:東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻
制作プロダクション:TOHOスタジオ
©2023 VIPO

『デブリーズ』

どうしたものか、帰れない
うだつの上がらないCM監督・和田と若手カメラマン・佐々木は、企業広告の撮影に来たスクラップ工場で、突如開いたワームホールに巻き込まれ、砂漠の異星に飛ばされてしまう。そこには、地球のゴミで作られた衣服・仮面を身に纏い、生活をする謎の民族がいた。

監督:牧大我
出演:山根和馬、森優作、カトウシンスケ
作家推薦:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア
制作プロダクション:キリシマ一九四五
©2023 VIPO

イベント情報
「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2022」

次代を担う若手映画作家の発掘と育成を目的に、特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO、理事長:松谷孝征、東京都中央区)が文化庁から委託を受けて2006年度より運営する人材育成事業。優れた若手映画作家を公募し、本格的な映像制作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するためのワークショップや製作実地研修を実施すると同時に、作品発表の場を提供している。

【合評上映会(業界関係者+一般モニター向け)】
東京:2023年2月7日(火)丸の内TOEI①、名古屋:2月13日(月)シネマスコーレ、大阪:2月14日(火)シネ・リーブル梅田、京都:2月15日(水)京都文化博物館 フィルムシアター

【劇場公開(一般向け)】
東京:2023年2月17日(金)~23日(木・祝)角川シネマ有楽町、名古屋:3月10日(金)~16日(木)ミッドランドスクエア シネマ、大阪:3月17日(金)~23日(木)シネ・リーブル梅田

公式サイト https://www.vipo-ndjc.jp/