イタリアで4月に開催される第24回ウディネ・ファーイースト映画祭で、北野武監督がゴールデン・マルベリー賞(生涯功労賞)を受賞するために、イタリア入りすることが決定し、本日世界配信された。現地時間4月29日(金)にウディネの公式イベントに北野監督が登壇し、授賞式が行われる予定。
同映画祭では、過去には“日本SF映画のグランドマスター”として欧米で多大な人気を持つ大林宣彦監督が同賞を2016年に受賞。音楽家・久石譲が2015年に受賞した際は、メイン会場に集まった1,200人の観客にスペシャルコンサートを行なった。
映画祭ディレクターであるサブリナ・バラセッティら、アジア映画ファンが中心となって、1999年にアジア映画に特化した映画祭をスタートさせ、ヨーロッパ各国からアジア映画ファンが集まる、世界最大のアジア映画に成長した本映画祭。映画『おくりびと』『テルマエ・ロマエ』などの娯楽大作や、『カメラを止めるな!』の世界的フィーバーの火付けともなった映画祭として日本映画界のみならず世界からも注目されている。毎年5月に開催されるカンヌ国際映画祭の前に話題の日本映画がいち早く上映されることでも業界内で人気を博している。