Sep 08, 2022 news

沢田研二×松たか子 料理研究家・土井善晴が担当した食欲をそそる料理の数々 映画『土を喰らう十二ヵ月』

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沢田研二主演、松たか子共演の中江裕司監督最新作、映画『土を喰らう十二ヵ月』。この度、予告映像が公開された。

予告映像は、山荘にやってきた恋人・真知子(松たか子)に「寒かっただろ?」と優しい笑顔をむけるツトム(沢田研二)から始まる。「つち?土の香りなのね。」と子芋の土の香りに気づく真知子など、要所要所のセリフで物語が動きだす。禅寺の和尚の教え、亡くなった妻の存在、「所詮人は、一人で生まれて、一人で死んでいく」というツトムの考え方など、本作の世界観が立ち上がっていく映像となっている。

何より目を引くのは、畑と相談してツトムが作る普段の献立、真知子の為に作る料理、通夜振る舞い。子芋の網焼き、炊き立てのみょうがご飯、わらびのおひたし、胡麻豆腐、ふろふき大根、若竹煮など、目に美しく、食欲をそそる料理が続く。本作は 料理研究家の土井善晴が初めて映画の料理に挑んだ作品でもある。

そして、9月16日(金)~24日(土)にスペインで開催されるサン・ セバスティアン国際映画祭「キュリナリー・シネマ部門」への出品が決定。ヨーロッパの食の都で、土井善晴が手がける和食が世界デビューを飾る。9月21日(水)のプレミア上映後には、作品をテーマにしたディナーが楽しめるのが特色の部門。ディナーの料理は、スペインのレストラングループ「NOMO」で活躍する茨城県出身の萩野谷尚之氏が担当。どんな料理が提供されるのか。

また、9月13日(火)~9月19日(月・祝)に松屋銀座8Fイベントスクエアで開催される「銀座・手仕事直売所」に、本作の世界観を楽しめるショップが開店。本作で使われている器や関連本などをご購入することができる。「ツトムの台所」で撮影ができるSNSスポットも登場。

映画『土を喰らう十二ヵ月』は、11月11日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開。

作品情報
映画『土を喰らう十二ヵ月』

長野の山荘で暮らす作家のツトム。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら原稿に向き合う日々を送っている。時折、編集者で恋人の真知子が、東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子と旬のものを料理して一緒に食べるのは、楽しく格別な時間。悠々自適に暮らすツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる。

監督・脚本:中江裕司

原案:水上勉「土を喰う日々 ーわが精進十二ヵ月ー」(新潮文庫刊)、「土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月」(文化出版局刊)

出演:沢田研二、松たか子、西田尚美、尾美としのり、瀧川鯉八、檀ふみ、火野正平、奈良岡朋子

配給:日活

©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会

2022年11月11日(金) 全国公開

公式サイト tsuchiwokurau12.jp