Mar 17, 2022 news

映画『とんび』北村匠海が“育ててくれた大切な家族たち”を紹介する特別映像が公開

A A
SHARE

幾度途切れても必ず繋がってゆく親子の絆を描く、重松清による不朽の名作小説を映画化した『とんび』。主人公の、破天荒ながら愛すべき父・ヤス役には、『テルマエ・ロマエ』「下町ロケット」などの大ヒット作で、圧巻の表現力と存在感を放つ阿部寛。ヤスの息子・アキラ役には、若手実力派の中でも突出した才能を発揮する『君の膵臓をたべたい』『東京リベンジャーズ』の北村匠海。さらに、多くの深遠な物語をエンターテイメントとして昇華させてきた監督・瀬々敬久の元に、薬師丸ひろ子、杏、安田 顕、大島優子、麻生久美子、他豪華キャストが集結。

この度、北村匠海がナレーションを担当した“大切な家族たち”を紹介するキャラクター紹介映像が公開された。

幼い頃に母を亡くし、父・ヤスや備後の町の人々、沢山の大人たちに愛情を注がれて育ち、無事に高校生となったアキラ。時に父・ヤスとぶつかり合うこともあったが、皆の優しさで立派に成長し、毎日を懸命に生きていた。そして、昭和55年。高校3年生のアキラは見事東京の大学に合格し、父のもとを離れることとなる。男手一つでがむしゃらに育てたアキラが旅立つ日の朝、父・ヤスは「一人前になるまでは二度と帰ってくるな!」と強がる一方で、どうしようもない寂しさを隠せないでいた。さらに時は過ぎ、備後で“沢山の父と母”に育てられたアキラが、なんと父親となり、息子を温かい眼差しで見つめる。目一杯の愛情を受け、懸命に成長したアキラは、どのような父親になっていったのか…。

圧巻の演技力で、青年時代から父親になるまでのアキラを演じた北村匠海は、「“家族”という存在は、時代が変わっても変わらないものです。その形は色々あるけど、この映画で描かれている親子の話は、きっといつまでも誰かに届くとおもいます」と本作のテーマである“家族”について語り、また、「この時代だからこそ、人と人との繋がりを伝えられる映画となっています。映画館で見て、温かい前向きな気持ちになって頂きたいし、この映画が家族に連絡をするきっかけになってくれたら嬉しいです」と、今の時代に生まれるべくして生まれた本作への熱い思いを語った。

映画『とんび』は4月8日(金)より全国公開。

作品情報
映画『とんび』

昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。運送業者で働くヤスは、今日も元気にオート三輪を暴走させていた。愛妻・美佐子の妊娠に嬉しさを隠せず、姉貴分のたえ子や幼馴染の照雲に茶化される日々。幼い頃に両親と離別したヤスにとって家庭を築けるということはこの上ない幸せだった。遂に息子・アキラが誕生し「とんびが鷹を生んだ」と皆口々に騒ぎ立てた。しかしようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。こうして、父子二人きりの生活が始まる。母の死を理解できないアキラに、自分を責めるヤス。和尚の海雲は、アキラに皆が母親代わりなってやると説き、雪が降っても黙って呑み込む広い海のようにアキラに悲しみを降り積もらすな「お前は海になれ」と、ヤスに叱咤激励するのであった。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間達に助けられながら、我が子の幸せだけを願い、不器用にも愛し育て続けた。そんなある日、誰も語ろうとしない母の死の真相を知りたがるアキラに、ヤスは大きな嘘をついた。

監督:瀬々敬久

原作:重松 清「とんび」(角川文庫刊)

出演:阿部寛、北村匠海、杏、安田 顕、大島優子、麿赤兒、麻生久美子、薬師丸ひろ子

配給:KADOKAWA イオンエンターテイメント

©2022『とんび』 製作委員会

2022年4月8日(金) 全国公開

公式サイト movies.kadokawa.co.jp/tonbi/