吉田修一による同名小説を、『日日是好日』『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣が監督・脚本を担当し映画化した、映画『湖の女たち』。この度、本作でW主演を務めた福士蒼汰と松本まりかの撮影中の様子を捉えたメイキング映像とクランクアップ時の様子を収めた特別映像が公開された。
本作は、とある介護施設での不審死事件を発端に、刑事と容疑者の衝撃的な関係の行方と、事件に隠された真実が描かれていくヒューマン・ミステリー。
クランクアップ日にサプライズで駆けつけた福士と笑顔でハグをかわし、スタッフへ挨拶をした松本は、これまでの過酷な撮影を振り返り、「初めて『あ、私女優辞めたほうがいいな』って思ったんです。」と涙ながらに話す。撮影を続けるうちに朝日の中で撮影しているスタッフたちを見て「私ここにいたい。映画の世界にいたいなって22年やってきて初めて心から思いました。」と思いを新たにしたと語り、この作品に携われたことへの感謝を伝えた。
別のシーンでクランクアップを迎えた福士は、挑戦的な作品に対し不安もあったと話すが「大森監督が導いてくれて、自分の役者人生の糧となるような作品になったと思います。」と感謝の思いを伝えつつ、撮影を無事に終えたことに安堵の表情で満面の笑みを見せた。
映画『湖の女たち』は、2024年5月17日(金)より全国公開。
事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテランの伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行っていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実‥‥。それは、我々の想像を超えた過去の闇を引き摺り出すー。そして、後戻りできない欲望に目覚めてしまった、刑事の男と容疑者の女の行方とは。
監督・脚本:大森立嗣
原作:吉田修一『湖の女たち』(新潮文庫刊)
主演:福士蒼汰、松本まりか、福地桃子、近藤芳正、平田満、根岸季衣、菅原大吉、土屋希乃、北香那、大後寿々花、川面千晶、呉城久美、穂志もえか、奥野瑛太、吉岡睦雄、信太昌之、鈴木晋介、長尾卓磨、伊藤佳範、岡本智礼、泉拓磨、荒巻全紀、財前直見、三田佳子、浅野忠信
共同配給:東京テアトル、ヨアケ
©️2023 映画「湖の女たち」製作委員会
2024年5月17日(金) 全国公開
公式サイト thewomeninthelakes