吉田修一による同名小説を、『日日是好日』『星の子』『MOTHER マザー』の大森立嗣が監督・脚本を務め実写化する、映画『湖の女たち』。この度、登場人物たちを“男”と“女”2つの視点で映し出した、2種類の特別予告映像が公開された。
本作は、介護施設での殺害事件を発端に、刑事と容疑者の衝撃的な関係の行方と、事件に隠された真実が暴かれるヒューマン・ミステリー。
刑事・濱中圭介役を演じるのは福士蒼汰。事件が起きた施設の介護士・豊田佳代役を演じるのは松本まりか。圭介と佳代の歪んだ関係は、闇夜の湖畔で艶めかしい“生”の輝きを放つ。
この度公開された予告映像のうち、【男たち編】では、不審死事件を追う刑事、濱中圭介(福士蒼汰)と伊佐美佑(浅野忠信) にフォーカスがあてられる。事件の真実を追求するよりも犯人を確保することを優先し、容疑者に対し不当な取り調べや圧迫捜査を繰り返していく2人。彼らを蝕む歪んだ支配欲が行きつく先にあるものとは。
【女たち編】では、本作のキーマンとなる4人の女たちが映し出される。事件が起きた介護施設で働き、次第に濱中とインモラルな関係に溺れていく介護士・豊田佳代(松本まりか)、事件の真実を追いかける正義感溢れる週刊誌の若手記者・池田由季(福地桃子)、刑事の濱中と伊佐美に不当な容疑をかけられ、次第に心身ともに追い詰められていく介護士・松本郁子(財前直見)、池田が事件について調査していくうちに辿り着く、本事件で殺された100歳の老人の謎めいた妻・市島松江(三田佳子)。心を縛りつけられていた彼女たちは、本事件とその過去に隠された衝撃の事実を通して、時に抗い、叫びながら、自身を解放しようとする。
映画『湖の女たち』は、2024年5月17日(金)より全国公開。
事件の捜査にあたった西湖署の若手刑事・圭介とベテランの伊佐美は、施設の中から容疑者を挙げ、執拗な取り調べを行っていく。その陰で、圭介は取り調べで出会った介護士・佳代への歪んだ支配欲を抱いていく。一方、事件を追う週刊誌記者・池田は、この殺人事件と署が隠蔽してきたある薬害事件に関係があることを突き止めていくが、捜査の先に浮かび上がったのは過去から隠蔽されてきた恐るべき真実‥‥。それは、我々の想像を超えた過去の闇を引き摺り出すー。そして、後戻りできない欲望に目覚めてしまった、刑事の男と容疑者の女の行方とは。
監督・脚本:大森立嗣
原作:吉田修一『湖の女たち』(新潮文庫刊)
主演:福士蒼汰、松本まりか、福地桃子、近藤芳正、平田満、根岸季衣、菅原大吉、土屋希乃、北香那、大後寿々花、川面千晶、呉城久美、穂志もえか、奥野瑛太、吉岡睦雄、信太昌之、鈴木晋介、長尾卓磨、伊藤佳範、岡本智礼、泉拓磨、荒巻全紀、財前直見、三田佳子、浅野忠信
共同配給:東京テアトル、ヨアケ
©️2023 映画「湖の女たち」製作委員会
2024年5月17日(金) 全国公開
公式サイト thewomeninthelakes