1965年にイギリスで、翌1966年には日本でも放送が開始され、英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として名高いテレビシリーズ「サンダーバード」。
なかでも日本での人気は絶大で、『シン・ウルトラマン』の樋口真嗣監督や『シン・仮面ライダー』の庵野秀明監督がファンであることを公言するなど、数々の日本特撮、ロボット・SFアニメ作品にも多大なる影響を与え、世界でも『2001年宇宙の旅』『スター・ウォーズ』『007』など錚々たる作品に影響を与えた伝説的作品として知られている。その伝説の作品が、当時の技術を再現した奇跡の完全新作、日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』として帰ってくる。
1月7日(金)の公開を前に【上映カウントダウン企画】として、スペシャルCM 2Verが公開された。
1本目は、カンヌ国際広告祭(現・カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル)グランプリを受賞した日清カップヌードル「hungry?」、ACCグランプリを受賞したサントリーの「燃焼系アミノ式」など数々のCMを手掛け、1996年公開の映画『ウルトラマンゼアス』も監督したCMディレクター兼東北新社社長の中島信也が企画・監督・ナレ―ションをしたスペシャルCM。ペネロープのナレーションは今回のCMのために満島ひかりの声を新たに録音した。
2本目は、「サンダーバード」シリーズの大ファンと公言するアーティスト・西川貴教が、国際救助隊「サンダーバード」と同じ、鮮やかな青い衣装で登場するコメントCM。「サンダーバード」を構成するトレーシー一家の一員として、西川自ら「こんにちは、貴教・トレーシーです!」と名乗り、「サンダーバード」を「日本の特撮のルーツ、もはやレジェンド!」と絶賛。
あわせて、今回のコメントCMに加え、西川が並々ならぬサンダーバード愛を熱く語ったインタビューも公開。今回の出演オファーがあった時のことを次のように振り返っている。「昨年、今年と、コロナ禍で、色々な活動、予定していた事ができず、思い悩むことも多かったですが、逆にこんなタイミングだからできることをやってみようと、フィットネスの大会に挑戦しました。そんな中、(体が)出来上がってゆく様を、皆に「人形」みたいだと言われたことがありました」と少し照れながらコメント。続けて「(出演オファーがあったタイミングが)ちょうど大会が終わった直後でしたので、(体が)きちんと絞れた状況で、かなり面白いものになるんじゃないと思い‥‥なんのオーダーもされていないのに、勝手に(このサンダーバードの)衣装を作ってしまった‥‥すみません」と、なんと今回の衣装を自前で用意したことを告白。すかさず「それぐらい、僕はこの映画の素晴らしさを、ちょっとでも伝えたいな!という想いでいっぱいでした!」と、そのサンダーバードへの愛の深さ、並々ならぬ本気度を、まさに身をもって体現していた。
【西川貴教 インタビュー】
Q、日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』ご覧になって、いかがでしたか。
まずは新作というところが、凄い事ですよね!(オリジナルシリーズ放送当時音声ドラマが)残っていること自体、想像すらしたことがなかったので。まさかまさか、こんな形で作られていることに、驚きました。当時の撮影テクニックを、今の技術を使って再現しようしている。それは映像の手法ではなくて、当時の撮影技術を再現するために、今のテクノロジーを使っていく。当時の映像から、一度コンピューターに取り込んで、全体の縮尺を3Dのモデリングで出して、そこからカメラの画角を決めていくなど、こういった技術は、“今”だからできた映像だと思います。
Q、ご覧になって、どんな気分でしたか
不思議な気持ちでした。新作なんですけど、どこか懐かしくて。最初にサンダーバードを見た時の小さなころの思い出なんかもフラッシュバックして。得も言われぬ追体験というか‥‥全然想像してないような映像体験でした!ペネロープ役を演じた黒柳さんから満島ひかりさんへのバトンタッチというストーリーが良くって、そしてその満島さんのペネロープがめちゃくちゃキュートなのです。
Q、西川さんにとって「サンダーバード」とはどのような存在ですか。
物心がついたころに「仮面ライダー」や「ウルトラマン」、そういった特撮のヒーローを見ることになるんですけれども、それよりも前に、祖父と一緒に見ていた記憶があるので、いろんな想いがこみ上げてきました。「懐かしさと同時に、ワクワクする感覚」これを与えてくれるこの作品の素晴らしさというのを、またこういった形で伝えられる喜びがあります。
Q、今この時代に公開されて、初めて見る方もたくさんいると思います。今の若い人たちにどんなメッセージ、何を感じてもらいたいですか。
3DCGがこれだけ普及しているので、いろいろなものを、データで処理するという事は、できたとしてもこの作品の中で流れている空気感というのは、なかなか再現しづらいじゃないですか。我々は、このコロナ禍で、配信や、オンラインでのライブが最近増えてきているわけですが、でも、やっぱりライブならではの独特の空気感というのは、会場に来ていただかないと味わえないもの、それは大事にしていきたいと。そういったものを(本作は)きちんと残してくださっている。これはやっぱり大事なことだなと思いました。
Q、衣装を着た時は、どんな気分でしたか?
いけるんじゃないか!今からでも、いけるんじゃないかと(笑)。今回の上映にあたって制作された皆さんにも、もしこういった映像が届けば、実写にしようとなった時に、ぜひ末の息子かなんかで、(キャストとして)使っていただけたらいいなと思っています(笑)
日本語劇場版『サンダーバード55/GOGO』は2022年1月7日(金)より劇場上映開始、2022年1月8日よりオンライン上映開始。
1965年にイギリスで、翌1966年には日本でも放送が開始され、英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として名高いテレビシリーズ「サンダーバード」。日本上陸から55年。日本特撮界が憧れた伝説のスーパーマリオネーションが完全新作でよみがえる!
監督:スティーブン・ラリビエー、ジャスティン・T・リー、デヴィッド・エリオット
オリジナル製作:ジェリー・アンダーソン、シルヴィア・アンダーソン
配給:東北新社/STAR CHANNEL MOVIES
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2022年1月7日(金)より劇場公開 / 2022年1月8日(土)よりオンライン公開
映画公式サイト tb55movie.com
55周年特設サイト tbjapan.com