『イン・ザ・スープ』(1992)や『フォー・ルームス』(1995)などで知られる⽶インディーズのアイコン、アレクサンダー・ロックウェル監督。その25年ぶりの⽇本公開となる最新作、映画『スウィート・シング』が10⽉29⽇(金)よりヒューマントラストシネマ渋⾕、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国公開される。
本作は、頼る⼤⼈がいない15歳の姉ビリーと11歳の弟ニコ、そしてその家族の物語。主⼈公を監督の実の娘ラナと息⼦ニコが演じ、スーパー16ミリフィルム撮影のモノクロとパートカラーの映像はじめ、⼀貫してインディーズにこだわり続けてきたロックウェル監督らしい映画愛溢れる⼀編。
久しぶりの⽇本公開ということで来⽇を願っていたロックウェル監督だが、コロナ禍で叶わず、また現在住んでいるニューヨークとの時差の関係でライブでのオンラインQ&Aも不可能。「それでも何か⽇本のファンのために」と、ロックウェル監督から《メッセージ動画》とファンの質問に答える《スペシャルQ&A動画》が届けられ、本作を上映する映画館での限定上映が決定した。《メッセージ動画》は1週間限定、《スペシャルQ&A動画》は10月29日(金) / 30日(土)の両⽇のみの限定上映の予定(映画館によって上映⽇・上映回が異なる。詳しくはHPにて)。
映画館での上映に先駆け、この《メッセージ動画》は⼀⾜早くWEB限定で公開中。「これは真のインディペンデント映画です」「僕らの中にもまだある⼦供時代の魔法を祝福するため、この映画を撮りました」と監督が作品に懸ける思いを語っている。背景に飾られたポスター、撮影に使⽤したAATONのカメラ、ギター、そしてお酒をユーモア交えて紹介するなど、監督の⾃宅からの親密なメッセージ動画になっている。
なお、映画館限定の《スペシャルQ&A動画》は事前にオンラインで募集したファンからの質問に答えるもので、本作の撮影秘話をはじめ、監督の伝説的作品『イン・ザ・スープ』についてもたっぷりと答えている貴重な内容。ジョン・カサヴェテスとの知られざるエピソードも語られる。
また、本作オリジナルTシャツの販売も決定。本作の製作費を集めるクラウドファンディングのために作成されたTシャツで、今回特別に監督から⽇本側にデザインが提供され、⽇本でプリントされた。販売の収益は、Tシャツ製作費をのぞき、監督の次回作に活かされる。(映画館と通販で販売予定)
映画『スウィート・シング』は10⽉29⽇(金)よりヒューマントラストシネマ渋⾕、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国公開。
世界は悲しいけれど、幸福な1⽇はある。15歳のビリーと11歳のニコ、その家族の物語。普段は優しいが酒を飲むと⼈が変わる⽗アダム。家を出て⾏った⺟親イヴ。頼る⼤⼈がいないビリーとニコの姉弟。ある⽇出会った少年マリクとともに、彼らは逃⾛と冒険の旅に出る。世界はとても悲しい。でも、幸福な1⽇はある。その1⽇がずっと⻑く続きますように。すべての⼤⼈に⼦供時代のきらめきを思い起こさせ、ベルリン国際映画祭ジェネレーション部⾨で最優秀作品賞を受賞した。
監督・脚本:アレクサンダー・ロックウェル
出演:ラナ・ロックウェル、ニコ・ロックウェル、ウィル・パットン、カリン・パーソンズ
配給:ムヴィオラ
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2021年10月29日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺他全国順次公開
公式サイト moviola.jp/sweetthing