引退したヘアメイクドレッサーが亡き親友の最後のメイクを施す旅を描いた、ウド・キアー主演映画『スワンソング』が8月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開となる。この度、劇場公開に先駆け本編映像「CLIP1:懐かしのあの街へ~浦島太郎編」が公開となった。
今回公開された本編映像では、物語冒頭のスウェット姿にウェストポーチひとつで老人ホームを抜け出してきた主人公パットが映し出される。
老人ホームでは禁止されていた、いまや誰も吸わない懐かしの煙草「モア・メンソール」(日本では「ルパン三世」で峰不二子の愛用の煙草として知られる。日本では既に販売終了品)を注文して、まずは一服。
化粧品店ひとつとっても街の様子はすっかり変わっていて、煙草の値段も、流行りの化粧品も全てが移り変わり、浦島太郎状態のパットだが‥‥。
ググれば一発解決の現代人とは違う、物怖じせず歩き回り一歩ずつ進んでゆくパットの姿に、古き良き時代を感じさせられる映像となっている。汚れたスウェット姿でも、仕草や言葉の端々から溢れ出てしまうパット(ウド・キア―)のゴージャス感にも注目です。
白鳥がこの世を去る際、最も美しい声で歌うとされる伝説から生まれた「スワンソング」という言葉。
現役生活を遠の昔に退き、老人ホームでひっそりと暮らすパットは思わぬ依頼を受ける。かつての顧客で、街で一番の金持ちで あるリタが、遺言で「パットに死化粧を」とお願いしていたのだ。
ゲイとして生き、最愛のパートナーであるデビッドを早くにエイズで失っていたパットは、リタの遺言によってさまざまな思い出が去来する。すっかり忘れていた生涯の仕事への情熱や、友人でもあるリタへの複雑な思い、そして自身の過去と現在‥‥。
ヘアメイクドレッサーとして活躍してきたパトリック・ピッツェンバーガー、通称 “ミスター・パット”にとっての「スワンソング」は、果たしてわだかまりを残したまま亡くなってしまった親友であり顧客のリタを、天国へと送り届ける仕事になるのか。
本作はエイズが蔓延した 90年代から現在へ。実在の人物をモデルに描いたもの。
監督のトッド・スティーブンスは、17歳の時にオハイオ州のゲイクラブで“ミスター・パット”ことパトリック・ピッツェンバーガーが、踊っているのを見て衝撃を受けた。
映画の道へ進んでからも、いつか同郷のこの人気ヘアメイクドレッサーを題材にした作品を撮りたいと思い続け、その念願を叶えたのだ。
自身もゲイであるスティーブンス監督による本作は、実在の人物をモデルにエイズが蔓延した 90 年代から現在に至るゲイカルチャーを真摯に見つめ、社会的な立ち位置や相続問題などのリアルなトピックも物語に取り込みながら誠実に描いた作品となっている。
現役生活を遠の昔に退き、老人ホームでひっそりと暮らすパットは思わぬ依頼を受ける。かつての顧客で、街で一番の金持ちであるリタが、遺言で「パットに死化粧を」とお願いしていたのだ。ゲイとして生き、最愛のパートナーであるデビッドを早くにエイズで失っていたパットは、リタの遺言によってさまざまな思い出が去来する。すっかり忘れていた生涯の仕事への情熱や、友人でもあるリタへの複雑な思い、そして自身の過去と現在‥‥。ヘアメイクドレッサーとして活躍してきたパトリック・ピ ッツェンバーガー、通称“ミスター・パット”にとっての「スワンソング」は、はたしてわだかまりを残したまま亡くなってしまった親友であり顧客のリタを、天国へと送り届ける仕事になるのか。
監督:トッド・スティーブンス
出演:ウド・キアー、ジェニファ ー・クーリッジ、マイケル・ユーリー、リンダ・エヴァンス
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
© 2021 Swan Song Film LLC
8月26日(金) シネスイッチ銀座ほか全国公開
公式サイト swansong-movie.jp