引退したヘアメイクドレッサーが亡き親友の最後のメイクを施す旅を描き、世界各国の映画祭で感動を巻き起こしたウド・キアー主演映画『スワンソング』。この度、新30秒予告映像と共に、ファビュラスな著名人からのコメントが公開された。
監督のトッド・スティーブンスは、17歳の時にオハイオ州のゲイクラブで“ミスター・パット”ことパトリック・ピッツェンバーガーが踊っているのを見て衝撃を受け、映画の道へ進んでからも、いつか同郷のこの人気ヘアメイクドレッサーを題材にした作品を撮りたいと思い続け、その念願を叶えた。自身もゲイであるスティーブンス監督による本作は、実在の人物をモデルに、エイズが蔓延した90年代から現在に至るゲイカルチャーを真摯に見つめ、社会的な立ち位置や相続問題などのリアルなトピックも物語に取り込みながら誠実に描いた作品となっている。