■はるな愛(タレント)
自分が着たい服を着れない辛さ。私は今男に生まれてスカートをはいています。人は自分自身と戦っていることに気付かされた映画でした。
■福田萌子(モデル/スポーツトラベラー)
生きている世界が違う私達には、想像する事すら難しいダイアナ妃の苦しみ。描かれた3日間だけでも胸が締めつけられるのに、いったいどれ程の葛藤が彼女の心を占めていたのでしょう。描かれている以上に、そして描く事が出来ない様々な背景を、できる限り多角的に想像力を張り巡らせて”考えて”観なくてはいけないと思う作品です。
■松本まりか(女優)
その好奇の目はダイアナを追い詰めた。その目に映るすべてがダイアナを苦しめた。世界に愛されることと、愛されたい人に愛されること、どちらが欲しかっただろう。誰もが経験し得ぬ重圧を一身に背負ったその儚い人生は、誰しもに必要な問いを与え続けてくれる。困難の中であっても、本来の自分を生き抜くことの大切さを教わるのだ。
■萬田久子(女優)
自分を信じてあげる揺るがない自信ほど強く美しいものはない。 生きていれば色々ある。とてつもなく色々ある。『Spencer』という響き。Dianaの覚悟に私が深呼吸していた‥‥。
■三田寛子(女優・タレント)
最も重要な人生を決めるダイアナさんの極めて大事な三日間。息をつめて見入りました。子供達の手を離さないで懸命に生きようとする姿。まるでサバイバルから脱出するかの様な最後は爽快感に包まれました。
■山内マリコ(作家)
ぎりぎりのところで自分を保ち、闘うダイアナの姿は、心のバランスを崩し苦しみの只中にいるすべての人の、大きな慰めとなる。
■LiLiCo(映画コメンテーター)
本当のところは誰にもわからない。でも息子たちと遊んでるときの姿はきっとホンモノです。このラストが叶っていたら‥‥と願いながら心が痛くなります。謎がどんどん深くなるのが美しい。
1991年のクリスマス。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の夫婦関係はもう既に冷え切っていた。不倫や離婚の噂が飛び交う中、クリスマスを祝う王族が 集まったエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウス。ダイアナ以外の誰もが平穏を取り繕い、何事もなかったかのように過ごしている。息子たちとのひと時を除いて、ダイアナが自分らしくいられる時間はどこにもなかった。ディナーも、教会での礼拝も、常に誰かに見られている。彼女の精神はすでに限界に達 していた。追い詰められたダイアナは、生まれ育った故郷サンドリンガムで、今後の人生を決める 一大決心をする。
監督:パプロ・ラライン
主演:クリステン・スチュワート、ジャック・ファーシング、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリス
配給:STAR CHANNEL MOVIES
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2022年10月14日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
公式サイト spencer-movie.com