染井為人による同名小説を藤井道人監督が実写映画化する、映画『正体』。この度、本作の主人公、横浜流星演じる鏑木慶一のキャラクター動画が公開された。
本作は『余命10年』『青春18×2 君へと続く道』などの藤井道人監督が手掛ける、極上のサスペンスエンターテインメント。主人公は、日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける鏑木(横浜流星)。彼の周囲をとりまく4人が出会った鏑木は、それぞれまったく違う姿をしていた。
沙耶香(吉岡里帆)は、東京でフリーライターをしている鏑木が家がないところを助け、一緒に暮らし指名手配犯だと気づくが彼の無実を信じる。和也(森本慎太郎)は、大阪の日雇い労働者として共に工事現場で働く鏑木と親しい友人となるが、犯人ではないかと疑う。舞(山田杏奈)は、長野の介護施設で働く鏑木と出会い恋心を抱く。刑事の又貫(山田孝之)は、潜伏しながら各地に出没し日本を縦断していく鏑木を追う。4人の視点から描かれる、鏑木の本当の“正体”とは。
この度公開された映像では、姿を変えながら日本各地を潜伏し、逃亡を続けるというこれまでに演じたことのないような役柄に挑んだ横浜流星に追る。
藤井道人監督とは数多くの作品でタッグを組んでいる横浜は「藤井組に入ると、1カット、1カット妥協せず、ベストを目指して、僕ら役者を信じてくれるとても士気の高い組だなと感じていて、濃い時間を過ごせて幸せに感じています」と振り返る。横浜は、殺人事件の容疑者として警察に追われ、本能のままに逃げなければならない“鏑木慶一”という役にリアリティを持たせるためマンションからの飛び降り、通行人との衝突など危険なアクションにも挑戦。アパートの3階から下のトラックの屋根に飛び降りるというアクションシーンでは、7月の酷暑の中実に14回もテイクが重ねられた。 横浜は「本当に死に物狂いで逃げて、全部大変だったけど、この気持ちの部分を大事にしていた」と鏑木を演じるうえで意識していたことを明かし、アクションシーンについて「ケガはしないように、でも冷静にできればと思っていました」と熱い想いを語った。
映画『正体』は、2024年11月29日(金)より全国公開。
殺人事件の容疑者として逮捕された鏑木が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香、和也、舞そして彼を追う刑事・又貫。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。鏑木の正体、そして彼の計画とは‥‥。
監督:藤井道人
原作:染井為人「正体」(光文社文庫)
出演:吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈、山田孝之
配給:松竹
©2024 映画「正体」製作委員会
2024年11月29日(金) 全国公開