Dec 09, 2022 news

クリスマス・マーケット撮影現場に潜入! 映画『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』

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イギリスのアードマン・アニメーションズ制作のクレイ・アニメーション「ひつじのショーン」は、今年、テレビシリーズの放送を開始して15周年を迎える。記念すべきアニバーサリーイヤーに公開される映画『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』。

最新作『ひつじのショーン ~クリスマスの冒険~ 劇場公開版』が第50回エミー賞を受賞、さらにスティーブ・コックス監督が英国アカデミー賞BAFTA監督賞にノミネートされ、ますます注目が集まる本作。今回の舞台はモッシーボトム牧場のクリスマスイブ。15周年を迎えた「ひつじのショーン」シリーズでも珍しい、まっしろな雪景色とクリスマスのイルミネーションに彩られた街をショーンたちがかけまわって大騒ぎ。

この度、クリスマス・マーケット撮影現場を捉えた特別映像が公開された。

特別映像に映るのは、まっしろな雪が積もった街に、たくさんのイルミネーションが取り付けられ、キラキラと幻想的な雰囲気に満ちたクリスマス・マーケット。スティーブ・コックス監督からは、「クリスマス・マーケットはイルミネーションがいっぱいで、どの木にも灯りがついていたので、本当にたくさんのライトが必要で、撮影中に何度も買い足すことになりました」とちょっとした苦労話も。惜しみなく多数のライトを使って飾られたクリスマス・マーケットは、見ているだけでわくわくする仕上がりとなっている。

アートディレクターのアンディ・ブラウンは、「シャレー(クリスマス・マーケットに並ぶ売店)は、限られた数、全部で10軒しかないのですが、そのすべてに小さな小道具を設置するわけにはいきません。そこで、まず1つのユニットで棚を作り、小道具をたくさん用意して写真を撮り、それをプリントアウトしたものをほかの小屋の内側に使ったんです。この方法がうまくいき、クローズアップの場面には本物の小道具を配置して、それらを移動させて再利用したんです」とクリスマス・マーケット撮影秘話を教えてくれた。

さらに、クリスマス・マーケットの景色をより美しく見せている雪にも、アンディのこだわりが。「いつもシリーズの最初には、草やその他のものをすべて取り替えるのですが、今回は文字通り、白いフリース生地と真っ白な雪ですべてを覆いました。とてもきれいに仕上がったと思います。生け垣、家の屋根にも雪を降らせましたし、剥がしてまた使えるように、とても繊細に糊付けしました。将来また使うものを壊したくはなかったんです。そして、最後にキラキラさせるパウダーをまぶして輝きを出します。こんな風に、雪の外観を実現しました」将来使うものを壊したくない、という想いに、世界で高く評価されるアードマン・アニメーションズのプロ意識が表れている。

また本日12月9日(金)より、本作の公開を記念して、劇場公開に先駆け、「ひつじのショーン」グッズが全国の一部劇場にて販売される。映画『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』は、12月16日(金)~12月29日(木)2週間限定公開。

作品情報
映画『ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!』

今回の舞台はモッシーボトム牧場のクリスマスイブ。仲間とクリスマスの準備をしていたショーンは大きな靴下を手に入れるために忍び込んだ牧場主の家で大暴 れ。そのうちにサンタを追ってティミーがクリスマス・マーケットで迷子になってしまった!ティミーを探しに町へと出かけたショーンたち。だけどティミーが隠れていたギフトボックスは、なんと地元のセレブ、牧場主のベンの車に乗せられて消えてしまう。はたしてショーンたちはティミーを無事に助け出すことができるのか‥‥?

監督:スティーブ・コックス

© Aardman Animations Ltd 2021

2022年12月16日(金)~12月29日(木) 2週間限定公開

公式サイト aardman-jp.com/shaun/shaun-christmas/