Aug 30, 2020 news

『青くて痛くて脆い』 吉沢亮、ダークすぎる役柄も圧倒的な目力は通常運転

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第231回


俳優の吉沢亮が、8月28日に都内で行われた『青くて痛くて脆い』の初日舞台挨拶に登壇した。

不器用で他人と距離を置く男子大学生・田端楓を演じている吉沢。劇中では、これまでのどの役柄よりもダークな吉沢の姿が見られるというが、当の本人も「今までも闇を抱えている役は何度かやらせて頂きましたが、闇の抱え方が今までとは違うというか、物凄く自分勝手な男なんですよね。ここまで嫌われそうな役は初めてだったので、皆さんの反応が気になります」と不安と期待が入り混じった表情を浮かべていた。

映画「青くて痛くて脆い

一方、吉沢の現場での表情について、楓の親友・前川董介を演じた岡山天音は「前半は割と横に並んでのお芝居が多かったんですが、物語が進むにつれて正面から目が合うようになっていくと、やはり目力がハンパなかったですねー。今も目が合って緊張しています(笑)」と照れ笑い。現在放送中の某大ヒットドラマでも魅せた圧倒的な目力というやつを、本作でも吉沢は遺憾なく発揮しているようだ。

映画「青くて痛くて脆い

また、周囲から浮いている女子大学生・秋好寿乃役として、吉沢とともにW主演を務めた杉咲花は「撮影中はほとんど笑っているシーンだったので、私自身もいつも以上にポジティブになれて楽しく過ごせました」と振り返ると、吉沢とのシーンについては「監督から『とにかく長い時間笑い合ってください』と言われたんですけど、吉沢さんに「笑うお芝居って難しいですよね」と話したら、デビュー当時の面白いエピソードを語ってくださって、それがすごく面白かったんですよ」と暴露。

映画「青くて痛くて脆い

「全然面白いエピソードじゃないんですけど(笑)」と苦笑いを浮かべながら吉沢は「デビューした頃の作品で、何かを見て爆笑しなきゃいけないシーンがあって、その時はお芝居で笑うっていうのが理解できなかったので、とりあえず目をガン開きにして、口も大きく開けてグワァ〜ってやってみたんです。後で観てみたらホラー映画みたいになってたっていう話なんですけど。そんなに面白い話じゃないですよね(笑)」と恐縮するも、それを横目に「面白かったです!!」と爆笑する杉咲だった。

ちなみに、これまでずっとバッタが苦手だと公表してきた吉沢だったが、最近ど田舎でのロケを経験したことでそれも克服し、バッタにはもう慣れたのだとも明かしていた。

映画「青くて痛くて脆い

全国111の劇場で生中継されたこの舞台挨拶には、出演の松本穂香、森七菜、狩山俊輔監督も登壇した。

作品情報
『青くて痛くて脆い』(東宝配給)

『青くて痛くて脆い』(東宝配給)は、
コミュニケーションが苦手で他人と距離を置いている男子大学生と、空気の読めない発言を繰り返し周りから浮いている女子大学生を主人公に描いた、住野よるの同名青春サスペンス小説を映画化。

監督:狩山俊輔
脚本:杉原憲明
出演:吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜、茅島みずき、光石研、柄本佑  ほか

8月28日(金)より全国公開中。

©2020 映画「青くて痛くて脆い」制作委員会 日テレ TOHO

公式サイト:https://aokuteitakutemoroi-movie.jp/

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佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。