コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第208回
俳優の吉沢亮が、4月20日に実践女子大学 渋谷キャンパスで行われた、映画『ママレード・ボーイ』の公開直前イベントに出席した。
教室に集まった女子大生約400名には、『この春公開の話題の映画から豪華キャストが来校』とだけ告知されており、誰が登壇するかはサプライズになっていた本イベント。
後方の扉がガラリと開き、桜井日奈子、佐藤大樹、そして吉沢が姿を現わすと、悲鳴にも似た割れんばかりの歓声が。その迫力に圧倒され終始キョトンとした表情を浮かべていた桜井を横目に、何度も「フゥ〜!!」と囃し立て場を盛り上げていた吉沢は「とてもイイ匂いがします。みんなカワイイ! 最高です!!」と挨拶すると、教室内のボルテージは最高潮に達していた。
改めて吉沢は、公開が間近に迫ったことへの気持ちについて「ドキドキですね。伝説的な大人気コミックの映画化ですが、(物語は)皆さんの世代にはドンピシャだと思います」と語ると、対する桜井は「大人気マンガだということは、撮影中は意識しないでいたんですが、公開が近づくにつれてプレッシャーを感じています。とにかくキュンキュンすると思うので、ぜひ劇場に観に来てください」と懇願していた。
ちなみに桜井は、この大学の食堂には以前、CMの撮影で訪れたことがあったそうで、「お久しぶりですって感じです」とも口にしていた。
また、女子大生たちには挙手制にて、理想のデートや今までで最高のデートについて語ってもらうコーナーも。
「理想のデートはディズニーランド」と明かす女子大生に対し、吉沢が「デビューしたての頃に、ディズニー番組のMCをやっていて、月に1回は行っていたので、案内しますよ」と誘惑すると、教室内には黄色い声がこだましていた。
続けて、「今までで最高のデートは、お台場に行きジョイポリスに行った後、夜に観覧車に乗りました」と答えた別の女子大生に対して、MCが「観覧車の中ではどんなことしてたの?」と深掘りすると、照れて答えられないでいる女子大生に「これは良からぬことしてるな」と断言しニヤリとする吉沢だった。
そんな2人の女子大生には、本作オリジナルのノベルティ「トキメキゆるふわチャーム」が贈呈され、その後は、吉沢と佐藤と一緒に、ポスターと同様のポーズ(後ろから腕を回し相手の口元にシーのポーズ)をとって記念撮影も行われた。
映画『ママレード・ボーイ』(ワーナー配給)
映画『ママレード・ボーイ』(ワーナー配給)は、お互いの両親がそろって離婚&再婚したために一緒に暮らすことになった男女の恋模様を描き、1990年代に少女コミック誌「りぼん」(集英社)で連載され、今なお多くのファンに愛され続けている、吉住渉による人気コミックを実写映画化した作品。
監督:廣木隆一 脚本:浅野妙子 出演:桜井日奈子、吉沢亮、佐藤大樹、優希美青、藤原季節、遠藤新菜、竹財輝之助、寺脇康文、筒井道隆、谷原章介、檀れい、中山美穂 ほか